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2018.8.15
今日は「終戦記念日」。
戦後生まれは、現在では総人口の8割強となっているそうです。
当時のお話を直接聞く機会がどんどん少なくなっていきます。
お子さんやお孫さんと戦争・平和についてお話されたことはありますか。
特に小さなお子さんにはどう話していいかわからない。。。
という事もあると思います。
絵本から学ぶこともたくさんありますので、
今日の番組では絵本を3冊ご紹介しました。
「へいわって どんなこと?」(作:浜田 桂子)
小さなお子さんにもわかる優しい言葉で、どんな事が平和を意味するのか、
戦争をイメージする絵で表現されています。
子供の目線で、子供達の日常をたどりながら具体的にお話が進みます。
これは、日本・中国・韓国の絵本作家が、絵本を通して戦争のない
平和な世界を作ろうと立ち上げた、子供達におくる絵本シリーズの1冊です
「よっちゃんのビー玉」(文:児玉 辰春 絵:北島 新平)
4歳のよっちゃんには15歳年上の実雄にいさんがいます。
兵隊に行くことになったお兄さんが乗る列車をビー玉でたたき、
泣きながら追いかけます。
そして8月6日、よっちゃんが住む広島に原爆が投下され、
よっちゃんは”ビー玉がきれいじゃねえ”という言葉を残して亡くなります。
15日終戦を迎え、お兄さんが帰ってきたのは9月。
ガラス工場の焼け跡から、熱でまがったガラスのかたまりを持ち帰り、
お兄さんはよっちゃんの写真の前にそなえました。
広島の平和記念資料館にある、熱でとけたガラスびんにまつわるお話です。
また、児玉さんの作品には、同じように資料館にあるあかさびた三輪車にまつわる
絵本「伸ちゃんのさんりんしゃ」があります。
どちらも大切な人の命を奪う戦争の悲惨さを、
そして平和の大切さを子供達に伝える絵本です。
「さがしています」(作:アーサー・ビナード 写真:岡倉 禎志)
広島に原爆が投下された瞬間からその後を”もの”が
それぞれの言葉で語っている写真絵本です。
資料館の地下収蔵庫にある2万1千点の中から、
「時計」「お弁当箱」「ワンピース」など14点の”もの”たちが
語り部となって言葉を伝えます。
言葉の数々に心が痛み、その”もの”を使っていた人々の姿が見えるようでした。
いつか絵本を通して出会った”もの”たちと対面する日がくるかもしれません。
実際に”もの”たちの声に耳を傾けてみませんか。
今回本を選ぶのに難しいテーマであると私自身も思いました。
大人がまずじっくり読んでみて、お子さんやお孫さんにどんな風に
読み聞かせしてあげられるかわかると、お子さんの感想を引き出す事ができたり、
大人としてどう思ったかなど、一緒にお話ししやすくなるのではないでしょうか。
幼い頃から親子で、家族で一緒に話し合う時間を持つことは大切ですね
♪ ソングリスト ♪
10 : 31 できっこないを やらなくちゃ/サンボマスター
10 : 36 明日を信じて/咲妃 みゆ
10 : 47 パプリカ/Foorin
10 : 54 いのちの歌/村松 崇継