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2016.02.15 Monday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力を紹介します。
今回は、島根県公認 島根応援サイト「リメンバーしまね」から生まれた「しまねのうた」について。
出演は、ボーカルユニット「X+(えくすと)」の日高慎二さんと澁谷健史さん、島根県広報広聴課の大谷倫広さん。
・ボーカルユニット「X+(えくすと)」について。
役者として活動していた2人が、大阪を中心にボーカルユニットとしても活動中。日高さんが邑南町出身で、澁谷さんが大阪府出身。
・「リメンバーしまね」について。
「リメンバーしまね」は、島根県に関心がある方々に「応援団員」になっていただき、口コミで島根の認知度向上を目指すインターネット上のコミュニティサイトです。今では全国で2万人を超える方に応援団員になっています。
・「しまねのうた」制作の経緯について。
リメンバーしまねでは、団員の活動を盛り上げるために、毎年いろいろな企画を実施しています。今年度は「うた」で島根の認知度をアップしようと、応援団員の皆さんから、全国に伝えたい「しまねの魅力」を募集して、集まったキーワードを使って、X+(えくすと)のお二人に「しまねのうた」を作っていただきました。
X+のお二人には、島根県のPRにご協力いただく、ふるさと親善大使「遣島使(けんとうし)」としてもご活躍いただいていますので、オファーさせていただきました。
制作にあたっては、たくさんの応募をいただいて、その思いを歌詞にするのに苦労したそうです。
・「しまねのうた」プロモーションビデオについて。
リメンバーしまねを応援してくださるサポーター企業や県民の方々にご出演いただいています。県内のいろいろなところが出てくるので、ぜひご覧いただきたいです。
・広島「ふるさとフェア」での様子について。
先月23日、24日に広島で開催された「島根ふるさとフェア」のステージでバンドメンバーの初お披露目、初ライブを行いました。リメンバーしまねの2代目応援団長「しまねっこ」をリーダーに、県内のゆるキャラにメンバーになってもらいました。
ゆるキャラメンバーは、リーダーのしまねっこ、おんすうふらたろう(エレキギター・平田)、らとちゃん(ベース・大田)、オオナン・ショウ(ドラム・邑南)、ゆずき(コーラス・益田)、つわみん(コーラス・津和野))
リメンバーしまねのサイト(クリックすると、サイト移動します)で、プロモーションビデオと広島でのライブの様子がご覧いただけます。ぜひご覧ください。
・今回の一曲
X+(えくすと)「しまねのうた」
「しまねのうた」も、遣島使のX+(えくすと) (クリックすると「X+ official HP」へ移動します)のお二人も、応援してくださいね。
次回は2月26日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1155
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2016.01.28 Thursday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力を紹介します。
大田市の伝統的な漁法「一日漁」について。
おおだ一日漁推進協同組合代表、岡田さんの登場です。
・大田市について。
大田市は島根県の中央部に位置する人口約3万7千人。世界遺産の石見銀山遺跡や国立公園三瓶山など、歴史や自然が豊かなまちです。
また、最近では宝島社が発行する人気月刊誌「田舎暮らしの本」の「第3回日本『住みたい田舎』ベストランキング」において、全国1位を獲得しました。
・「一日漁」とは?
大田市で漁業の主力をなしているのが小型底引き網漁です。
現在、市内には40数隻が在籍しています。
この小型底引き船が、早朝2時から3時くらいに出港し、日中に漁をして、夕方4時から5時ころに帰港し、水揚げします。この形態を一日漁と名付けて呼んでいます。
この水揚げされた魚がそのまま夕方から夜にかけてセリにかけられるところに大きな特徴があります。
数時間前まで海で泳いでいた魚が、その日のうちにセリにかけられるため、魚の鮮度や品質は大変良いものです。
これは全国的に見ても珍しいです。
・「一日漁」のいい点は?
その日とった魚が、その日のうちにセリにかけられるわけですので、鮮度の良さ、品質の良さ、おいしさから、魚価が高く取引されています。
また、夕方から夜にかけてセリを行うことで、今日獲れた魚が翌日の朝には関西、山陽、九州の「セリ」にかかります。
鮮度の良い状態で販売できることが各地で高い評価を得ています。
・気になる点は?
「一日漁」で水揚げされた魚は鮮度・品質が良いため、仲買さん、小売り屋さんが競争で買い付けをします。
魚の加工屋にとってみると、加工品のコストが高くなる事があります。
また、小型船が多いため、海が時化ると休業になることが多く、原材料の安定供給が難しくなります。
・「一日漁」は後継者問題や資源保護にも貢献しているとの事ですが?
この地域では、船に乗ってくれる若い人が他の地域に比べて多いんです。
その理由は、魚価が高く取引されているため、それなりの収入が得られることと、夕方にセリをおこなうことで、終業時間が一般の人々と変わらない時間帯になるため、夜に家族と一緒に過ごすことができるからなんです。
また、資源保護については、夕方にセリを行うために早めに漁を切り上げなくてはならないことが、漁場の保護に繋がっています。
一日漁について、「当たり前の中の宝物」とおっしゃった方がいました。
私たちにとっては古くから行われているやり方で、当たり前のことだと思っていましたが、いろいろ調べていくうちに「一日漁」で「夕市」を行うのは全国でも数ヵ所あるだけということが分かりました。
「一日漁」と「夕市」は我々にとっての宝物であり、漁師さんにとってかけがえのない宝物で、また、大田市民にとっても、広く島根県民にとっても大切な宝物です。
この宝物がなくならないように、また、より価値のある宝物になるように一生懸命、全国にアピールしていきたいと思っています。
・今回の一曲
「かわいい魚屋さん」
(久手町では、以前漁港でセリが行われる際、セリの開始30分前になるとこの曲が流れていました)
次回は2月12日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1147
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2016.01.13 Wednesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力を紹介します。
「川本町」の「えごま」について、邑智郡川本町役場 産業振興課 尾崎貴道さんの担当です。
・「邑智郡川本町」について。
川本町は島根県のど真ん中に位置していて、周囲を取り囲む山々と一級河川「江の川」の水運により古くから栄えた自然豊かな町です。
松江までは車で2時間弱、広島市までは車で1時間半ほどで行ける距離にあります。
特産品として、鮎、つがに、西条柿や、今日お話するエゴマなどがあります。また、伝統芸能としては、石見神楽や和太鼓「江川太鼓」が盛んです。
・「えごま」について。
えごまは、その名前からよくゴマの一種だと間違われますが、シソ科の植物なんです。種子と葉が食用になり、種子を絞ると油がとれます。
昔は食用だけでなく、灯りの燃料や傘・雨具などの防水塗料としても広く利用されていたようです。
えごまは、血液サラサラ効果や、生活習慣病の予防になると言われる、必須脂肪酸「α-リノレン酸」がたくさん含まれており、体内でEPAやDHAに変化することから、「畑の青魚」と呼ばれています。
さらに、食べると十年長生きできると言われることから「じゅうねん」とも呼ばれています。
ちなみに、川本町のえごまは有機栽培で、安全・安心をモットーに作られています。
「えごま油」はえごまの種子を絞ってとった油ですが、先ほど紹介した体に良い成分「α-リノレン酸」が大量に含まれていて、一日小さじ1杯取るだけでいいんです。
ただ、火で加熱すると効果が薄れてしまうので、出来上がった料理にかけていただくのが良いです。コーヒーやお味噌汁に入れていただいたり、ドレッシングに混ぜたり、パスタにからめたりされています。
・なぜ川本町で生産が盛んに行われるようになったのでしょうか?
約10年前、町民の方が旅行先でえごまを見つけられて、その成分・効能に魅力を感じられ、自分でも作ってみたいと思われたのが始まりです。
そこから少しずつ栽培面積を増やし、役場や地元の企業も一緒になって えごまの特産品化、6次産業化に向けて がんばってきました。
・「えごま」を使った商品について。
えごま油をはじめ、ポン酢、焼き肉のたれ、塩だれなどのドレッシング類や、えごま茶、クッキー、ワッフル、せんべい、ふりかけなど、様々な商品を作っています。
最近メディアに取り上げていただく機会も多くなったおかげで、たくさん売れるようになりまして、、、ただ、商品数も限られるものですから、町内の道の駅ですとか販売している場所は、限られているんです。
町内の道の駅では、毎月8日、18日、28日の3回、1家族1本までとして
店頭にて販売されています。商品数が限られているので、商品の予約や発送などは行っていません。
川本町はえごまを特産品として地域活性化を 図っています。小さい町ですが、大きな志で頑張っていますので、応援していただけると嬉しいです。
えごまはとても体に良い食材なので、みなさんも日々の食卓に、ぜひ取り入れてみてください。
・今回の一曲
「えごまだよ!」古橋舞悠
この曲は、2010年に、えごまの商品を製造・販売している川本町の企業「株式会社オーサン」が作りました。
次回は1月22日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1142
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 11:44 AM comments (x) trackback (x)
2015.12.15 Tuesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力を紹介してきます。
今回は、山陰随一の生産量を誇る安来市の「いちご」がテーマ。
担当は、その「いちご」をPRする「やすぎいちご女子会」のメンバーで、安来市観光協会の作野宏美さんと、安来市商工観光課加藤有美子さんです。
・「安来市」について。
安来市は、島根県の東端ですが山陰のど真ん中にあります。東西南北にすばやく移動できるのでとっても便利な街です。
ハガネの街として工業の町のイメージがありますが、農業もとっても盛んです。今の時期は広大な能義平野の田んぼにハクチョウが数多く飛来しています。
また、この時期から旬となる「いちご」は、県内最大の産地です。200トン以上も出荷しています。
・安来産「いちご」について。
安来のいちごは、何と言ってもその甘さが特徴です。これは、完熟出荷と言って完全に熟してから出荷するからです。一般的な青刈り出荷と違い、とっても甘いと評判です。その代わり傷みやすいので、市内や近隣でしか流通していません。
いちごの時期は12月〜5月です。ちょうど冬の観光客の少ない時期ですので、このいちごを使って観光客に来てもらおうと昨年からPR活動に取り組んでいます。
・「いちご女子会」結成の経緯について。
やすぎいちごは、いろいろなスイーツにも利用されています。このため、「女子目線で情報発信をして、いちごで全国から女子の皆さんにきてもらいましょう」、ということで、行政や観光協会、商工会議所、JA、旅館女将さんなどの有志が集まって2014年1月15日(いちごの日)に結成しました。
いちごに関するイベントや情報発信を行っています。ジャンパーもおそろいです。
・「縁結びいちご」の展開について。
いちごは横から見るとハートの形をしているように見えます。そして花言葉が「幸福な家庭と愛情」です。イチゴはつた状で増えることから、子孫繁栄の縁起物とされています。
そして何より、縁結びの地のいちごということで、県外のお客さんにPRするなら「縁結び」が女子受けするということで、キーワードにしています。とくに、このプロジェクトを苺一縁(いちごいちえん)と名づけて活動しています。
ちなみに、成分にもビタミンやポリフェノールが含まれていて、美白や美肌にもオススメと言われています。
・「いちご」を活かした新商品の開発について。
山陰を代表する銘菓の一つに「どじょう掬い饅頭」がありますよね。安来市ゆかりの郷土芸能をモチーフにしたお菓子です。この饅頭のいちごヴァージョンが先月の11月15日の(いいいちごの日)から新発売されています。
安来産紅ほっぺジャムを白餡で包んだ、いちごの味がしっかり出ています。
この商品開発にも女子会も関わらさせていただきました。パッケージには「苺一縁」のマークも入っています。
パッケージーの水玉の豆絞りがイチゴをイメージした赤になっています。 この「どじょう掬いまんじゅう」で良いご縁がすくえると嬉しいです。
これから旬になるやすぎいちご。安来市内の道の駅等に並んでいます。
生果もおススメですし、いちごスイーツも何十種類もあります。ぜひ、ご賞味ください。
・今回の一曲
安来のおじ「月の輪」
(毎年、安来の夏を飾る「やすぎ月の輪まつり」。山車を先頭に“エーンヤエンヤ”の掛け声をかけ、笛や太鼓で町中を練り歩く「月の輪神事」や、花火大会があります。)
次回は12月25日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1132
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2015.12.03 Thursday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力を紹介してきます。
今回の担当は、島根県立美術館の宮本彩子さん。
・島根県立美術館について。
1999年に開館して今年で16年目になる、山陰最大の総合美術館です。ロケーションのいことでも有名です。
ガラス張りのロビーからは宍道湖に沈む夕日を鑑賞することができ、夕日が沈んだ後の照り返しも、とても神秘的で美しいです。
最近では、湖岸の宍道湖うさぎがパワースポットと言われていて大人気です。
前から2羽目のうさぎの背中を西を向きながらなでると、いいことがあるとか、いいご縁にであえるとか、いつからか言われるようになりました。
・「ほら絽」について。
夏用に着物に使われる「絽」という織物の一種で、普通の絽に比べて、より細かく透かしたとても繊細で優美な織物のことをいいます。
12月2日からの日本伝統工芸展で、透き通る青の色合いがとても繊細で綺麗な「ほら絽」の作品をみることができます。
松江市在住の松浦弘美さんの作品で、今回、初入選をされた作家です。
・日本伝統工芸展について。
日本で最も大規模な工芸の公募展のことです。
新進気鋭の作家から人間国宝にいたるまで、現代に活躍する作家の皆さんの力作を一堂にご覧いただけます。
全国12か所を巡回するのですが、山陰では、唯一、島根県立美術館だけで開催されます。
部門は、陶芸、染織、漆の工芸、金属を用いる金工、木や竹を用いる木竹工、人形、諸工芸の7つです。
伝統工芸展には全国から約1600点もの応募があって、厳しい審査を経て、入賞作15点を含む、約600点が選ばれています。その中からさらに選び抜かれた280点を紹介します。
今回は、島根、鳥取にお住まいの作家の方の作品9点が入選しています。
染織の松浦さんと木竹工の門脇盛人さんが、初入選をされました。
門脇さんは安来市出身の方で、大学卒業後に木工の道に入られて、今回3回目の挑戦で見事入選されました。現在36歳の注目の若手作家です。
・開催期間中の講演会やイベントについて。
今年はとてもスペシャルなギャラリートークを計画しています。
12月20日の日曜日には、色絵磁器の人間国宝 今泉今右衛門さんの講演会があります。そしてこの講演会のあと、今泉さんともうお一人、地元・鳥取市在住の白磁の人間国宝、前田昭博さんのお二人によるスペシャル・ギャラリートークを開催します。
日本の陶芸界を牽引するトップランナーのお二人が、作品を前にして、語らいながら解説をしてくださるという、いまだかつてない贅沢な作品解説です。
ほかにも、コンサートや映画上映会を行います。館内は、クリスマスのイルミネーションで、ロマンティックな雰囲気に包まれます。
・今回の一曲
solita(ソリータ)「ぼくらのWinter Wonderland」
会期中の12月12日に上映する、映画「こまねこのクリスマス」のエンディングテーマです。
ものづくりの大好きな子猫の女の子が主人公の、こまどりのアニメーションです。今回は、クリスマスの新作を上映します。
次回は12月11日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1126
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 01:08 PM comments (x) trackback (x)