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2013.05.25 Saturday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。
ゲストは、リメンバーしまねスタッフのリンリンさん。
・今日のテーマは「ホタル」について。
日本には、約45種のホタルがいるのですが、このうち島根では、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類の光るホタルを見ることができます。
ゲンジボタルの名前は、平家に敗れた源頼政がホタルになって戦うという伝説に由来しているそうです。ヘイケボタルは、ゲンジに対抗して名づけられたという説もあります。
紫式部の「源氏物語」の“光源氏”からきたという説もありますよ。
ゲンジボタルは、体長15ミリ前後の大型で、2秒に1回、ゆっくり光ります。
ヘイケボタルは、それよりひとまわり小さくて、10ミリ前後。尾を引くように、ゆっくりひかります。
ヒメボタルは、県内でも一部の地域しかいなくて、あまり知られていませんが、さらに小型で、早い点滅をしながら光るので、すぐに見分けることができます。
ホタルは光ることで、暗闇でもコミュニケーションをとります。
オスのホタルは、光りながら飛び回り、彼女にプロポーズ。メスは、地上で光りながら、彼が来るのを待ちます。
ホタルは、成虫になってから、わずか1週間しか生きられません。
ゲンジボタルは、水がきれいな川に住んでいます。ヘイケボタルは、田んぼや池のまわり、ヒメボタルは、湿り気のある自然豊かな林の中に住んでいます。
自然が豊かな島根でも、環境の変化やえさになるカワニナが減り、ホタルが絶滅しそうなところもでてきました。
そこで、ホタルを守ろうと、県内各地で、地元の方々が保護活動を続けられ、少しづつホタルが増えてきました。
たとえば、「赤川ホタル」で有名な旧大東町では、昭和58年に全国的にも珍しい「ほたる保護条例」を制定して、ホタルの住みやすい川に改修したり、保存会の方がホタルの飼育や放流を行ったりして、ホタルの保護に取り組んでこられました。合併後も、雲南市にしっかり引き継がれています。
5月下旬頃から飛び始めて、標高や気温、ホタルの種類などによって、ピークはさまざまですが、島根の場合、6月中旬頃が一番多く、飛び回っています。
夜7時〜9時ごろ、月明かりがない、雨上がりで、湿度が高く、風がない日に、活発に活動します。
・県内のホタルスポット
鹿足郡津和野町部栄地区。ここでは、天然もののホタルがいっぱい。6月8日から23日までの金・土・日の8回、津和野町内からホタルバスが運行されます。
雲南市大東町では、6月16日(日)に「赤川ホタル観(み)バス」が運行され、幻想的な「赤川ホタルの世界」と「海潮神楽」の舞を楽しめます。
益田市では、6月8日に「二条ほたるまつり」、安来市では、6月15日に「吉田ほたるまつり」がおこなわれるなど、県内各地で、ホタル祭りやホタルバスが運行されます。
・今日の一曲
Kiroro「ベスト・フレンド」
次回は、6月14日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=777
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 08:55 PM comments (x) trackback (x)