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「おがっちの島根学講座!みたいな!」第23回

2014.03.20 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、島根県立美術館の蔦谷さん。

・「水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界」について。

島根県立美術館開館15周年記念展「水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界」についてお話しします。

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌは19世紀フランスを代表する壁画家です。
自然と人間が調和し生きる理想郷・アルカディアを描きました。

この展覧会は、日本初の本格的なピュヴィス・ド・シャヴァンヌ展となります。

島根県立美術館では、開館前年に2点のピュヴィス・ド・シャヴァンヌ作品を購入しました。それからこの展覧会の準備をはじめて、ようやくできた手作りの展覧会です。島根発・日本初のシャヴァンヌ展です。

シャヴァンヌの代表作≪諸芸術とミューズたちの集う聖なる森≫は、夕暮れ時の湖畔に芸術に霊感を与えるミューズが集っています。シャヴァンヌが故郷リヨンの美術館のために描いた作品です。宍道湖畔の島根県立美術館によく似ています。この作品のように、美術館が、人々が美術を愛し、集い憩うまさに「水辺のアルカディア」になればという願いを込めて企画しました。この作品は、日本初公開となります。

ピュヴィス・ド・シャヴァンヌは、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ、マティスら、次代の画家たちに大きな影響を与え、20世紀への架け橋となった重要な画家です。また、日本近代洋画の展開にも深く関与しています。

今回は、アメリカ、フランス、イギリス、日本から、作品を集結し、シャヴァンヌの夢の世界を楽しんでいただきたいと思います。

この企画展は、3月20日から6月16日まで、島根県立美術館で開催していますので、たくさんの方のご来場をお待ちしています。

・今日の一曲
エリック・サティ 「ジムノペディ第1番」              

ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの作品をみていると、夢の世界へいざなわれるようです。フランスの作曲家エリック・サティの「ジムノペティ第1番」の穏やかで優しい旋律は、シャヴァンヌの世界と共通しています。古代ギリシアの神々を祭る祭典から曲想を得たそうです。

次回は3月28日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=896
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 12:10 PM comments (x) trackback (x)

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