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「おがっちの島根学講座!みたいな!」第24回

2014.04.03 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リンリンさん。

・「一月遅れのひな祭り」のお話でした。

「ひな祭り」といえば、女の子のすこやかな成長を祈る行事。
邪気を祓うという「桃の花」が咲く旧暦の3月3日、現在の4月頃に行われていました。
明治時代に新暦が導入され、全国的に3月3日に行う地域が多くなりましたが、山陰地方では、ひと月遅れの4月3日にお祝いを行う風習が今も残っています。

ひな祭りに欠かせないのは、雛人形。
お雛様の座る位置は、関東と関西で違います。
関東風は男雛が向かって左、女雛が向かって右。
これは昭和天皇のご即位の時に国際儀礼に従い、天皇陛下が皇后陛下の右側、つまり向かって左に立たれた時の並び順に合わせたもので、関西では、今でも昔の並び方で、男雛が向かって右、女雛が左になるようです。

松江では男の子のお雛様「天神さま」を飾ります。
松江市宍道町は、「天神さま」で有名な菅原道真の誕生の地といわれており、昔から松江・出雲地方では男の子が生まれると、「天神雛」を贈ってひな祭りに飾り、天神さまのような卓越した才能にあやかれるよう願いました。
ちなみに、昔は、長男は家を継ぐから「座った天神様」、ニ・三男は出て行くので「立った天神様」を贈られたそうです。

ひな祭りのごちそうといえば、ちらし寿司とハマグリのお吸い物が定番。ハマグリは、貝がらが一対で自分のフタでなければ絶対に合わないことから、これを夫婦に例えて、良い伴侶に恵まれ幸せになるという言い伝えのある縁起物です。

松江・出雲地方では、ひな祭りに「花餅(ひなもち)」を作って食べる風習があります。
「花もち」は、こしあんを米粉の生地で包んで、松竹梅・亀・瓢箪などの形に型抜きをし、椿の葉っぱにのせて蒸しあげた素朴なお菓子、赤や黄色、緑で色付けされていて、とても華やかで、桃の節句にぴったりのお菓子です。

・今回の一曲
キャンディーズ「微笑がえし」でした。

次回の放送は、4月11日です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=902
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 10:46 PM comments (x) trackback (x)

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