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2014.05.28 Wednesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです
【隠岐世界ジオパークについて】
今回の担当は、隠岐世界ジオパーク推進協議会の角市久美子さん。
隠岐が、昨年9月9日に世界ジオパークとして認定されました。
世界遺産のテーマ「保護・保全」、ジオパークはそれに加えて「活用」が、大きなテーマです。
隠岐世界ジオパークには、隠岐諸島の出来方である「大地の成り立ち」、北と南の植物が一緒にある「独自の生態系」、そして古代から続く隠岐の歴史・文化の人の営み、この3つテーマのつながりが分かる場所として世界ジオパークに認定されました。
隠岐は、4つの有人島と180余りの無人島からなります。海士町・西ノ島町・知夫村を「島前」、隠岐の島町を「島後」と言っています。
島後には、樹齢800年を超える巨木があり、神様として祀り、山祭りを行っています。それは、神社の出来る前の風習のようですが、島前にはありません。
一方、島前の神社は海の神様を祀っているところが多いです。
例えば、イカ寄せの浜の伝説や明屋海岸の神話のように海にまつわる話をよく耳にします。
イカ寄せの浜の伝説・・・由良姫女命が桶に乗って海を渡っているとき、海に浸した姫女の手をイカが引っ張っていたずらをしました。そのことを詫びて毎年イカの群れが押し寄せるというものです。
明屋海岸の神話・・・女神がお産をした場所。お産が明けるということから明屋海岸の名前が付いています。
「ないものはない」でお馴染みの海士町では、森林や雄大な風景が少ない地形ではありますが、後鳥羽上皇が20年近く滞在されたせいか、ちょっと高貴な雰囲気を感じます。
知夫村は4島の中でも一番小さな島で人口も少なく、野山があり、集落の結びつきの深さとどの島よりものんびりとした雰囲気があります。
今後の活動について。
今までは認定に向かって動いていましたが、認定はゴールでありません。今後は世界ブランドを積極的に「活用」していくことが大切だと考えています。そのために、小中高でふるさと教育をしたり、観光ではジオバスツアーやエコツアーを取り入れています。島根県の支援も受けながら、隠岐4島がそれぞれの特徴を活かしながら取り組み、隠岐へ多くの方に訪れていただき、今まで以上に隠岐の魅力を感じていただきたいと考えています。
5月25日には、くにびきメッセで、隠岐世界ジオパークフェスタが行われました。
アルピニストの野口健さんの講演会や、隠岐世界ジオパークを紹介するコーナーの他、隠岐の岩がきや隠岐そば、魚を使ったハンバーガーなど隠岐の素材を使った食べ物の販売。黒曜石や貝細工の体験コーナー、民謡などのステージイベントなどがありました。
島根県内の方でもまだ隠岐に来られたことがないという声をよく聞きます。
隠岐世界ジオパークの魅力を是非、感じてみて下さい。
隠岐世界ジオパークのオリジナルフレーム切手を5名様にプレゼントします。
FAX、メールで、エフエム山陰「おがっちのレトロ本舗」島根学講座!みたいな!プレゼント希望係まで。住所、氏名、連絡先の電話番号を明記の上、ご応募ください。
締め切りは 5 月 30 日( 金 曜日)です。
・今日の一曲「隠岐の風」
(隠岐の島町の夕方5時に流れるお馴染みの曲)
次回は6月13日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=921
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 10:55 AM comments (x) trackback (x)