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2018.9.18
金木犀の香りがする季節になりました!
苦手という方も多いですが、この季節の香りです(^^)
秋だなぁと思う方は多いはずですね。
秋のお楽しみがはじまるぞ〜♪
−−−−−−−−山陰元気−−−−−−−
山陰を元気にする活動・コト・モノに注目するこのコーナー。
今日は雲南市加茂町で「20年後みんなが笑顔で過ごせる町に」を目的に立ち上げられたサンカクカフェに注目。
代表の岸本寛子(きしもと・ひろこ)さんにお話しを伺いました。
サンカクカフェ。
お茶が飲めるお店かな?と思いますが違います。
多世代、男女の枠を越えたコミュニケーションの場です。
地域に住んでいながら、地域との交わりが無い、出ていく機会が無い、きっかけが無い、というのは多かれ少なかれ多くの方が思っている事だと思います。
特に新しい土地に移住することになったとき、きっと人は大きな不安を抱えます。
そういったときに「ウェルカム!」と受け入れる場所があったら、どんなにその人は救われるでしょう。
地域のみんなで、新しくやってきた仲間で、コミュニケーションしよう!
それが大きなテーマでスタートしたサンカクカフェ。
3年目の活動です。
岸本さんは地元の地域づくりの現場で働いています。
しかし、地域づくりの活動に女性が参画しようと思った時、なかなか実現しない現状を知りました。
そして、「どうやったら、女性が参画できるんだろう」と悩みます。
自分の気持ちをぶつけても、なかなかよい反応が得られない。そんなとき、地元雲南市がやっている、地域づくりの第一歩を学ぶ「ラボアカデミー〜地域を知る・役割を見出す〜」に参加します。
そこで、様々なワークショップなどを通して地域づくりについて学び刺激を受けます。
さらに、一緒に参加していた仲間から「地域づくりを自分でやってみてはどうか?」と提案されたのです。
「自分でやる!?」
その発想はなかったなぁ〜と笑いながら話す岸本さんでしたが、周りからの後押しもあり「サンカクカフェ」を立ち上げることになりました。
しかし、ここでもつまづきます。
批判の声も上がったそうです。
しかし、同時に岸本さんを応援してくれる味方が沢山現れました。
「自分を励ます声をたくさんもらった。その言葉がなかったら、私はきっとつぶれていたと思う。」
とってもカラっとしていて、笑顔が素敵で元気なイメージの岸本さんですが、多くの困難を乗り越えて今があるのだと知りました。
さて、そんなサンカクカフェの活動は様々!
地元のお寺で笹巻き作りは地域の方にも協力をいただき開催したそうですが、総勢60人の大ベントになっているそうです。
笹巻きも郷土料理の一つ。でも、作れる人が減っている…
そういった昔ながらのことを先輩方から大切に受け継ぎたい…
この活動には90歳〜100歳の大先輩に教わるのだそうですよ!
こどもたちはこどもらしく、はしゃいで遊んで学んで、本来の子供の姿で楽しんでいるそうです。
またご高齢の方は、家から出る機会が減っているため、こうした場で地域の人たちと交流できることに喜び、楽しんで下さっているのだとか。
核家族も増えている今、おじいちゃん、おばあちゃんたちと触れ合う機会が減っているこどもたちも多いでしょうし、技術や知識を受け継ぐチャンスも減っているのではないでしょうか。
そういった中でこうした活動はとても貴重な時間を作っていると思います。
地域の人の顔が分かるということは、暮らしに安心が1つ増えます。そして、地域力の向上につながるのではないかと思います。
さらに、笹巻き作りのようにお寺を活用することで、お寺と地域の関わりも身近になります。
様々なところにプラスの要素が生まれますよね。
サンカクカフェは独自の活動に加え、様々な機関とのコラボレーションで活動することもあるそうです。
1つの力ではできないことも、2つの力で実現できる、それも魅力です。
最後に、岸本さんに今後についてお聞きしました。
「サンカクカフェ、という形ではなく参加してくれた人たちが当たり前のように参画できるようになったら良いなと思います。」
ということでした。
この夢が実現するよう、岸本さんの活動は続いていきます。
番組も応援しています!
♪ ソングリスト ♪
10:32 NEW DAY/藤原さくら
10:37 ビタースウィート・ジェネシス・フォー・ヒム・アンド・ハー/キシバシ
10:48 もっと愛しあいましょ/LINDBERG
10:51 フロントメモリーfeat.川本真琴/神聖かまってちゃん
10:53 ウェイク・ミー/ブリーチャーズ