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2015.02.15 Sunday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。
今回の担当は、島根県産業振興課の安達さん。
・島根が世界に誇る宝「Ruby」について。
プログラミング言語の「Ruby」とは・・・
人と人がコミュニケーションを図るためには言葉を使って会話します。
それと同様に、人がコンピュータとコミュニケーションを図るための言葉が「プログラミング言語」です。
パソコンやスマートフォンを使って、インターネットでwebサイトを開いて情報を得る中で、その内容を構成する為にプログラミング言語は大活躍中です。
そのプログラミング言語には「c言語」「Java」など様々な種類があり、その中のひとつが「Ruby」です。
大きな特徴として挙げられるのは、シンプルな文法で、入力するソースコードが短く、初心者にもわかりやすいものとなっていること。
日本で開発されたプログラミング言語としては初めて世界基準のISOも取得しています。
「Ruby」の開発者、まつもとゆきひろさんは、島根県松江市内のIT企業に所属し、松江市在住の方です。
そしてこの「Ruby」は、オープンソースとして活用されているプログラミング言語です。
オープンソースとは、ソフトウェアの設計図であるソースコードを、インターネットなどで無償で公開していることを意味します。
つまり、世界中誰でもそのソフトウェアを利用したり改良したりすることが可能です。
プログラミング言語は世界共通の言葉です。
無償で公開することによって、世界中の人たちとの情報交換が容易に行え、性能を向上させることが出来ます。
このオープンソースの考えをリードしているのも、松江市にあるIT企業です。
その他にも「Ruby」を活用してシステム開発に取り組んでいる企業が島根県内には数多くあります。
その企業が成長し、そこで活躍する優秀な技術者が島根に増えるという事が、更なる経済効果や雇用の創出にも繋がっています。
島根が世界に発信する「Ruby」。
島根県では、県内のIT企業の高度化と集積を推進する「IT産業振興事業」に取り組んでいます。
「Ruby」を軸とした技術研究、システム開発による人材育成、情報発信を積極的に展開しています。
毎年「Ruby合宿」も開催されており、大学生の方をはじめ、将来IT企業への就職、更には起業を考えられている方が参加されています。
まつもとゆきひろさんのお話を直接聞けたり、参加者がグループに分かれて実際に「Ruby」を使ってシステム開発を実践するなど、毎年数多くの参加者で盛り上がっています。
この他、小学生でも参加できる「一日Ruby体験教室」の開催や、首都圏のIT企業で働いている方で、島根県へUターン・Iターンを希望されている方を対象にした交流会を開くなど様々な取り組みを行っています。
島根が世界に誇る「Ruby」は、これからも進化し続けることでしょう。
・今回の一曲
Dreams Come Trueの「未来予想図II」
次回の放送は、2月27日です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1021
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 06:25 PM comments (x) trackback (x)