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「おがっちの島根学講座!みたいな!」5月13日

2016.05.19 Thursday

投稿者:おがっち

地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力を紹介するしまね学講座、今回は「飯南町」。

・神話の山として知られる「琴引山」をクローズアップ。

担当は、頓原町公民館主事の影山良一さんと由来八幡宮氏子青年協議会の石飛幹祐さん。

・「琴引山」について。
琴引山は、飯南町にある1,014mの山で、山頂からは360度のパノラマが開け、三瓶山や広島県側の山々、また天気がよければ、遠く稲佐の浜を望むことができます。
山頂近くには「オオクニヌシ」を祀る琴弾山神社があり、子どもの健康な成長にご利益があるとされ、毎年秋の例祭には「チリケ封じ」のご祈祷に、小さな子供さんをオンブした親さんなどたくさんの参拝者があります。

琴引山は飯南町のほぼ中央に位置していて、町内から5つの登山ルートがあります。山頂から東側の斜面には、若いブナ林が広がっています。
琴引スキー場からの登山道にはギンバイソウやウスゲタマブキ、サンインヒキオコシなどの草花を見ることができます。

・「神話の山」と言われるのは?
琴引山の名前の由来なんですが、かの有名な出雲国風土記によると、この山にはオオクニヌシの「琴」が納められているから! とあります。
また、『古事記』には、オオクニヌシがスサノオの娘のスセリヒメと共に、スサノオの与える試練を乗り越えて、地上世界の王となるエピソードがあります。そこで王となったオオクニヌシは、スセリヒメと琴引山に登り、自分たちが鎮まるべき場所(すなわち出雲大社の場所)や、国づくりの構想を話し合った、という伝説が伝わっています。

・地域としてどのような取り組みをされているのですか?
由来八幡宮青年協議会は、9月の例祭に併せ、琴引山山頂で「神迎え神事」を行っています。旧暦の10月は全国の神様が出雲大社に集合されるということで神在月と言いますよね。その神様たちは先ず琴引山に降臨し、琴引山を源流とする神戸川を下って、日本海に出て稲佐浜から出雲大社へお入りになるという地元の伝承にちなんで、全国の神々が目印にいらっしゃる琴引山を清める神事をします。

琴引山から程近い頓原の集落では、全国の神々のもたらす福をいただこうと、夏ごろから、家々の玄関にしめ縄を張られ、素敵な町並みになります。

また、最近「大しめ縄ご縁ポスト」ができたんです。琴引山の伝説や、出雲大社の日本最大のしめ縄が誕生する町にちなんで、オオクニヌシとスセリヒメがデザインされた、かわいいポストが大しめなわ創作館にできました。
道の駅頓原にある大しめなわ創作館で販売されている専用の封筒を使って投函すると、頓原郵便局オリジナルの消印が押されて、届くそうです。ポストの上にはしめ縄が掛かっていて、とってもご利益がありそうなので、皆さんも使ってみてください。

・神話にちなんだメニュー等、グルメ情報
飯南町にある「大しめなわ創作館」と「ミエル」というパン屋さんがコラボして作られた「しめ縄のパン」が人気です。大きなしめ縄の形をしています。
また、同じく町内のレストラン「ミセスロビンフット」さんでは、神話やしめ縄にちなんだコース「縁・結・美 おもてなしコース」も発売されています。

飯南町は春真っ盛り、琴引山の他にも、新緑がとてもキレイな季節。大万木山のブナ林やサンカヨウを見ながらの登山、赤名湿地や県民の森での自然散策などおススメです。

・今回の一曲
イルカ「なごり雪」
飯南町の冬はたいへん長く厳しいのですが、その分、春の訪れが待ち遠しいです。そんな飯南町では桜の花に雪が積もるという年もあったりします。まさに、別れと出会いの季節に降るその雪は「なごり雪」ってことで、この曲をチョイスしました。さらには、飯南町には線路がないのですが、旧国鉄のバスの車庫が赤名にありまして、その骨組みは線路でできているんです。
この「なごり雪」の曲の風景が、なんとなく飯南町のイメージであることからの選曲です。

次回は5月27日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1189
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 12:18 AM comments (x) trackback (x)

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