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[おがっちの島根学講座!みたいな!」9月23日

2016.09.28 Wednesday

投稿者:おがっち

地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力をご紹介するしまね学講座、今回は、津和野町です。

担当は、津和野町観光協会の松村さん。

・「津和野町」について。
津和野町は、人口約8,000人の山間にある小さい町です。
島根県の最西端に位置し、山陰の小京都として親しまれています。
白壁と石畳の続く殿町通りには「多胡家老門」や森鴎外ゆかりの「藩校養老館」など古きよき時代のたたずまいを今に伝える建物が残っており、掘割には町のシンボルである鯉が戯れています。

また、津和野城のふもとには5大稲荷の一つとされる「太皷谷稲成神社」があります。日本で唯一「稲が成る」と書き大願成就の願いが込められていて、参道には願成就のお礼とご祈願のために奉納された1000本以上の鳥居が連なっています。

また昨年、日本遺産の認定を受け、美しい町並みを散策する街歩きがさらに魅力的となりました。
これからの季節は、美しく彩る紅葉や、日本100名城に数えられている津和野城の朝霧に包まれ幻想的な姿をお楽しみ頂くことも出来ます。

・「芋煮」について。
「芋煮」といえば、東北地方の芋煮が有名ですが、実は、全国には具材や味つけがさまざまな芋煮があるんです。そんな「芋煮」のなかで、津和野町・山形県(中山町(なかやままち))・愛媛県(大洲市)がJR東日本交通新聞社発行「旅の手帖」で『日本三大芋煮』として紹介されました。
そのことをきっかけに、2014年より、3市町が連携して『芋煮』を通した食文化の交流および観光振興等を目的として「日本三大芋煮会」実施しています。

・津和野で「芋煮」が盛んなのは?
津和野の「里芋」は、津和野の中心にそびえる青野山の麓にある笹山集落の豊かな火山灰土質に育まれたキメが細かくムースのような舌触りが特長なんです。
この里芋を使った芋煮は、日本海の小鯛を炙って骨ごとダシをとり、里芋以外の具材を使わないのですが、少しだけゆずの皮をのせてほのかにゆずが香るとても上品な一品です。

古くは、津和野の天神山のもみじが色づく頃、その紅葉の下でこの芋煮の宴がくりひろげられ、石で囲った釜床に秋の枯枝や落葉をくすべながら芋の鉄鍋が仕掛けられる一駒の図が残っております。当時の材料は、笹山芋と煮出し用の干魚だけだったようです。
近年は干魚に小鯛のあぶりを用いるようになり、更に格調のたかい風味が賞讃され「お城下鍋」とも呼ばれるようになり、もてなし料理にも、酒席の肴にも供されるようになりました。

・津和野町での「芋煮」の一大イベント開催について。
10月16日(日)に津和野町本町通り周辺にて「日本三大芋煮会in津和野」を開催します。

山形県中山町からは、棒ダラと出汁のきいた『芋棒煮』と牛肉醤油の『山形芋煮』の二本立て、愛媛県大洲市からは、ぬめりが強くとろけるような夏芋と甘めのダシが特徴の『いもたき』、そして津和野の『芋煮」の日本三大芋煮の振舞いを実施いたします。また、津和野の鷺舞の披露や、3市町の地酒の振舞いや特産品販売、そのほかにも地元芸能を中心としたステージイベントなど見所満載の内容となっています。

これを機会に皆さんも、津和野町をはじめ山形、愛媛の日本三大芋煮をぜひご賞味ください。
また、SLやまぐち号や“太鼓谷稲成神社”など津和野には沢山の観光スポットがありますので是非津和野にお越しください。
「日本三大芋煮会in津和野」の詳しい詳細につきましては、津和野町観光協会のホームページにて掲載しております。


・今回の一曲
さだまさし「案山子」
実は、この曲は、津和野町にゆかりが深く、津和野の城跡で、都会へ出て行った子供のことを案じ、故郷の温かさを綴った曲なんですよ。
歌詞の中にも、津和野の風景を連想させる部分もありますのでぜひお聞きください。


次回は10月14日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1237
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 03:31 PM comments (x) trackback (x)

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