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2016.12.14 Wednesday
地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力をご紹介するしまね学講座、今回は,島根県立しまね海洋館・アクアスです。
担当は、アクアスの近重尚弘さん。
・「アクアス」について。
しまね海洋館アクアスはシロイルカのバブルリングでおなじみ、島根県西部の浜田市と江津市にまたがる中四国最大級の水族館です。
400種類、1万点の海の生き物を展示していますよ。
そして、今年からはシロイルカの幸せのリング第3弾!ということで「幸せの縁 ミラクルリング」のパフォーマンスが「幸せのバブルリング」や「マジックリング」とあわせて大好評です。
また、先月からは特別展「実験くん!アクアスわくわく研究所」が開催中。魚や海に関する秘密――それを実験しながら解説しています。
ここでは、なんとあのバブルリングも作れちゃいますよ!
・アクアス最大の水槽に大きなサメが登場!
アクアス1階に展示する『神話の海』という水槽。そこには、頭がT字型のシュモクザメや体長3mにもなるメジロザメを水中トンネルの中から間近で見れるとあって迫力満点です。
この『神話の海』は古事記の「因幡の白兎」や出雲風土記「鬼の舌震い」などの神話に登場するワニ……サメが主役となっています。
これらの書物から山陰地方では古(いにしえ)の時代よりサメと縁があったことがわかりますよね。
そして、この縁は神話の話だけでなく、実際に明治の頃には、ふかひれを
作るため大型のサメを狙った延縄(はえなわ)漁が盛んに行われていました。
また、比較的保存のきくサメは山間部でも食べられた貴重な海の魚で、広島県北部のあたりでも島根のサメが食べられていたようです。
奥出雲町にある鬼の舌震の神話でサメが登場するのは、山間部で食べられていた背景があったかもしれませんね。
・『神話の海』、展示にあたり、苦労したことについて。
昔は盛んだったサメの延縄漁も、採算が合わないことや漁師さんの高齢化もあって、今ではほとんど行なわれてないんです。
そこでアクアスでは『神話の海』のサメを集めるために近隣の漁師さんに協力をしてもらったり、職員たちでサメの延縄漁に出かけたりして、十数種類のサメを集めてきました。
太古の人々も見ていたかもしれないサメたちが、悠々と泳ぐ姿をぜひ見に来てくださいね。
・アクアスの舞台裏を見ることが出来る企画について。
今月から2月までの土日祝日に「みんなの知らないアクアスツアー」を開催しています。30分かけて普段見れないアクアスの水槽の裏側や、スタッフの仕事現場などをご案内します。
ご家族・お友達、もちろんお一人でもご参加いただけるアクアスのバックヤードツアーとなりますので是非参加してみてくださいね。
オウサマペンギンと一緒にお散歩できる「ペンギンパレード」も3月末まで土日祝日に開催しております。冬にしか見ることができないペンギンのお散歩となりますのでこちらもぜひご覧ください.
・今日の一曲
X[iksa] (イクサ)「アヴェ・マリア(シューベルト)」
(12月18日(日)の午後2時から、イクサが演奏するクリスマスコンサートinアクアスを、シロイルカプールで開催します。クリスマスソングからクラシックまでいろいろ演奏されます。)
次回は来週12月16日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1265
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 07:32 PM comments (x) trackback (x)