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2018.03.01 Thursday
地域が誇る、知る人ぞ知る、島根県内各地の魅力をご紹介しておりますしまね学講座、今回は、「萩・石見空港ミツバチプロジェクト」について。
担当は、石見空港ターミナルビル株式会社の代表取締役社長・本橋春彦さんです。
・「萩・石見空港」について。
石見空港は、県西部の高速交通網の中核を担うため、昭和63年から整備が始まりました。開港は(供用開始は)平成5年7月で、今年は25年目にあたります。
2000mの滑走路を有する中型ジェット機が就航可能な空港で、羽田空港と大阪空港との間で定期便が運航されており、地域の産業、経済、文化の活性化に大きな役割を果たしています。
山口県北東部も含めて、周辺に多彩な観光地を擁していることから、平成14年3月からは、萩・石見空港の愛称で呼ばれています。
・萩・石見空港ミツバチプロジェクト」について。
実は、空港というのは、騒音などを和らげるために、市街地から離れたところに造られたり、滑走路の周囲に緩衝地帯として広い緑地があることが多いんです。欧米では、この緑地を有効活用しようと、空港での養蜂というのは結構一般的に行われています。
当空港の周辺には、春は、菜の花・桜・ミカン・トチノキ・野ダイコン、初夏はクリ・ニセアカシア、夏はカラスザンショウといった、蜜のよく採れる植物が多くて、養蜂のために特段花を植える必要がないんです。
そうしたことから、養蜂を軸とした「地域活性化」と、「地域ブランドの向上」、そして「国内外の交流人口の拡大」につなげようと、関係者が集まり、平成28年4月にこのプロジェクトをスタートさせました。国内では萩・石見空港が初になります。
養蜂については、広島県の神石高原町の養蜂家(先生)から丁寧な指導を受けました。空港東側の空き地を活用して、約100万匹のミツバチを飼育しています。昨年は600キロの蜜を収穫できました。
昨年7月、東京銀座で開催された日本最大のハチミツの祭典【第5回はちみつフェスタ2017】に初出展したのですが、
同時開催の第3回ハニーオブザイヤ―にて国産部門の最優秀賞と来場者特別賞をダブル受賞しました。
講評では、「バランスの良いはちみつで後味が良い」、「とてもマイルドで気品がある」、「メントールのような清涼感がある」という、有難い感想をいただきました。
・現在の商品のラインナップについて。
「空港はちみつ」は瓶詰130gと便利ボトル300gで販売しておりますが、昨年収穫したものは完売しております。
このハチミツを使った関連商品としては、
松江市の中浦食品さんのはちみつタルトとラスク。
江津市の石見麦酒さんのビール「ハニードラフト」。
広島県の尾道造酢さんのはちみつ酢などのほか、
地元益田市でも、バターカステラ・マドレーヌ・シュガーラスク・プリン・クッキー等が商品化され、現在は12品目ほどが並んでいます。
ミツバチも飛行機も大きさは違えど、羽があります。どちらも飛ばないと商売になりません。
3年目になります今年は、空港はちみつの新商品を予定しています。楽しみにして下さい。
また、萩・石見空港及び飛行機のご利用も宜しくお願い致します。
・今日の一曲
SMAP「世界に一つだけの花」
養蜂を始めて、花に興味を持ったこと。
4〜7月の最盛期には、約100万匹のミツバチが飛び交い、同様に同じものは無いこと。
少しニュアンスが違うと思いますが、
荒い作業でミツバチさん達をぞんざいに扱ったり、潰したりてしまい、指導の先生から、一匹一匹を従業員と思い、大切にしなさい。と注意され、そういう思いからこの曲を選びました。
次回は3月9日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=1419
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 12:22 PM comments (x) trackback (x)