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2012.01.28 Saturday
第12回のおがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
ちょっこし歴女のおがっちと島根の歴史と文化について学ぶコーナー。
今回は、出雲市にある県立古代出雲歴史博物館の主任学芸員の増田さんを迎えて。
出雲市の荒神谷遺跡で見つかった銅鐸の音を聞く。
本物の銅鐸は国宝なので、再現したもの。
銅と錫と鉛の合金。本物は2000年も土に埋まっていたので錆びて青色になっている。
銅鐸は、外側を叩くのではなく、中の棒をつり下げて鳴らす。
雲南市の加茂岩倉遺跡からは、銅鐸が39個も見つかっている。
金属が貴重な時代に、荒神谷遺跡の358本の銅剣といい、これほど多くの銅鐸があったのが島根。
これはすごいこと。島根がただならぬ場所だったことは間違いない。
材料の銅や錫は、実は材料の大部分は輸入品だったといわれていて、材料自体が貴重品。
鋳型に溶けた青銅を流し込むが、1000度以上の高温でないと青銅が溶けない。
温度を上げるのが大変で、青銅器をつくるには高い技術と、沢山の人手が必要。
アニメの「もののけ姫」にも出てきたが、たたらで鉄を溶かすには沢山の人が足でふいごを踏んで、空気を送り込む。
同じことを弥生時代にもやっていて、大変な作業で作っていたと思われる。
今年3月16日から出雲歴博で、全国から選りすぐりの銅鐸や銅剣を集めて展覧会がある。
もともと歴博には国宝の青銅器が400点以上もあるので、弥生時代の青銅器がたくさんみられる。
・今日の一曲
「雲太くんたいそう」歴博トライアングル
次回は2月10日の放送。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=587
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 04:33 PM comments (x) trackback (x)