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おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」第14回

2012.02.26 Sunday

投稿者:おがっち

第14回のおがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
ちょっこし歴女のおがっちと島根の歴史と文化について学ぶコーナー。

今回は、島根県自然環境課の山崎さんを迎えて「隠岐」について。

およそ3万年くらい前の旧石器時代の隠岐では、黒曜石で矢じりなどの石器がつくられていた。
隠岐の黒曜石でつくられた石器は、中国地方や瀬戸内地域、北陸地方などでも出土している。
さらに、朝鮮半島やロシアの沿海州地方にまでも、流通していた。

黒曜石は、火山岩の一種で、ガラスと同じ成分を多く含んだマグマが、急激に冷やされて、結晶になる前に黒いガラス状に固まったもの。その元素を調べれば、どこから産出された黒曜石かが、わかる。

もともと隠岐諸島は、火山の噴火活動によって海底から隆起してできた島。
島後の大満寺山、島前の焼火山も噴火口だった。
約50万年前くらいまで断続的に火山活動があったようだ。
隠岐諸島ができたのは・・・ユーラシア大陸からはなれたのが約5000万年前で、今のような離島となったのは約1万年前と考えられている。

隠岐ジオパークについて。
隠岐は、景観もすばらしいが、地質学的にもおもしろく、独特な動植物の生態系がある。
氷河期には日本本土と陸続きになっていて、その後、離島になり、生物たちが独自の進化を遂げた。
隠岐だけの固有種はなんと20種類もある。中には、オキサンショウウオのような、絶滅危惧種もある。

植物も不思議で、北海道みたいな寒いところの植物と、温暖な南方地域の植物を一緒に見ることができる。
また、梅雨時期に咲く美しいアジサイを、寒くなる11月にもみることができる。
これは、対馬暖流の影響や隠岐独自の地形や地質のせいだと考えられている。

ジオパーク・・・ジオは大地、パークは公園の意味。
隠岐ジオパークは、この秋の世界ジオパーク認定を目指して、頑張っている。

・今日の一曲
「しげさ節」ゆかり(隠岐の島出身の若手民謡歌手)

次回は3月9日の放送。

《今回のプレゼント》
黒曜石のストラップ・・・2名、隠岐片麻岩のストラップ・・・3名の方にプレゼント。
ご希望の方は、
「住所」「名前」「連絡先の電話番号」「このコーナーの感想」を書いて
「おがっちのレトロ本舗 島根歴史学講座!みたいな!プレゼント係」(メールアドレス retoro@fm-sanin.co.jp)まで、ご応募ください。締め切りは、3月1日(木)必着です。
当選発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=599
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 01:35 AM comments (x) trackback (x)

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