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おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」5月11日

2012.05.11 Friday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、
島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、
みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。

ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフの「やまきょん」さん。

・古事記について。
古事記は3巻からなっていて、1巻目の上つ巻に、序章と神話が記され
その上つ巻のおよそ3分の1は、出雲が舞台となっている。

・3分の2は・・・
いざなきの命が黄泉の国から帰ってきたあと、「天照大御神」や「つくよみのみこと」、「スサノオのみこと」を産まれて、
それから、いろいろな神話が続いている。
例えば、天石屋の神話や、高千穂に降臨したとされるニニギの命や山幸彦、海幸彦のお話が載っている。
それらの舞台となるのは、高天原と高千穂地方、現在の宮崎県など。   

・第2巻目・中つ巻
初代天皇とされる神武天皇から第15代の応神天皇までの出来事が記されている。
・第3巻目は下つ巻、
第16代の仁徳天皇から第33代の推古天皇までの出来事が記されている。

・古代歌謡といわれているものも、記されている。
古事記と日本書紀に載っている歌謡は、特に記紀歌謡といわれている。

・712年に編さんして天皇に奏上されたという古事記は、写本の形で残っている。
平安時代の恋愛超大作の源氏物語も、当時の人は書き写したものを先を争うようにして読んでいた。

源氏物語は、当時人気があったが、古事記の方は、そこまで人気があったというわけではなかった。
広く読まれるようになったのは、江戸時代に、本居宣長が「やまとごころが記されたもの」として、
古事記を紹介してから。

・現存する古事記の写本の一番古いものは、1371年から1372年にかけて真福寺の賢瑜というお坊さんによって書き写されたもの。
真福寺本と呼ばれていて、国宝に指定されている。

その日本最古の古事記の写本が7月28日から9月9日までの間、京都の国立博物館で開催される「大出雲展」で
展示される。

・古事記の研究で有名な本居宣長は島根と、ちょっとした関わりがある。
鈴のコレクターとしても有名で、その中には驛鈴もある。
驛鈴は、律令時代に役人が出張の際に身分証として朝廷から支給された鈴のことで、パスポートみたいなもの。

当時の驛鈴の実物は、今、日本中で、たった二つしか残っていないが、その2個とも隠岐にある。

本居宣長は、その驛鈴が縁で浜田と深いつながりがある。
浜田のお殿様が高名な学者だった本居宣長に会って直接、話しを聞きたくて、
驛鈴をつくらせて、それを、お土産に面会を願われた。
浜田藩には本居宣長の門人も多かった。

6月2日に、三重県にある本居宣長記念館の館長さんの講演会が浜田のイワミールである。
問い合わせは、浜田市観光協会へ。

今日の一曲。
谷村新司さんの「群青」
(江津市出身の松林宗恵監督の大作「連合艦隊」のテーマ曲)

次回は5月25日の放送です。


http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=627
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 11:26 PM comments (x) trackback (x)

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