聖なる夜にシャンパンのふたが開かない。格闘するのは毎年のこと。
予告なしに発射するふた。天井めがけてビームが炸裂する。
この恐怖感もまたクリスマスの思い出である。
早く寝ないとサンタが来ないと言われたあの日。
思い出しながらうたた寝がはじまる。
すると、トナカイの足音。いえ、奴らの足音が・・・。

ゴールドシップ「今年の漢字は’金’！　僕の勝利で年を締めくくれってことだよ。」

ルーラーシップ「走らず言うは’下衆の極み’。俺をさしおくは’鬼畜の所業’。ましてや有馬を前にして、お前は’人に・・馬にあらず’！」

ビートブラック「お前こそ、スタートにつまずくくせに。まさに’下衆の極み’。」

ゴールドシップ「クリスマス前なんだから、サンタさんのように白い芦毛が輝くのが当然だろ？白馬の勝ち！」

ルーラーシップ「白馬？はくべえだろ。」

ビートブラック「ハマカーンの次は千鳥のぱくり。」

ゴールドシップ「とにかくさあ、オルフェーブルもジェンティルドンナもいないってどうよ。」

ルーラーシップ「ワイルドカードで出てくるかもよ。」

ビートブラック「お前頭の中はＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩだらけだろ。」

ルーラーシップ「有馬で優勝して、日清一年分ＧＥＴだぜ。」

ゴールドシップ「せいぜいワラテンだけにしな。」


しかし、笑う門には福来たる。
ボスはビートブラックの福に期待する。
「だよねー！」
そこでサユポンに起こされる。


ボスの笑いの壷屋
●北島康介選手の腕に筋肉増強として埋め込む。
　「康介さんを手羽に変えさせるわけにはいかない。」

キーンと冷えた夜気の中、空のキャンバスに流星が線を描く。
願い事は３連単。
寒さに耐えられず家路を急ぐ。
振りかえれば幾筋もの流れ星。
ＨＯＴウィスキーをあびて目を閉じると、なんと四十七頭が登場。
松の廊下が緑の芝生になって、「殿中でござる」と叫ぶ馬がいるのだ。

ラブリーデイ「殿中でござる！」

コディーノ「えーい離せ！オルフェもジェンティルも目ではない。俺が絶対王者だ！金の雨を降らせるレインメーカー、コディーノだ！」

エーシントップ「オカダ・カズチカ気分か。笑わせるな。ますだおかだ。」

コディーノ「ワーオ！やらせるな！」

ラブリーデイ「で、討ち入りは太鼓が鳴るんだな。」

エーシントップ「は？普通ファンファーレだろ。太鼓ドンでゲートが開くか。」

ラブリーデイ「そして吉良を探す。」

エーシントップ「いや、ただ走ればいい。吉良なんていない。ひたすら走れ。」

コディーノ「走るんだけど、レインメーカー、コディーノには勝てない。」

ラブリーデイ「わ、わかった。君の後を走る。」

エーシントップ「じゃあ、その後を俺が行ってやるよ。」


コディーノ→ラブリーデイ→エーシントップ　
ふたご座に祈りを届けよう。
「だよねー！ボス！メールが届きました！」
サユポンに起こされた。


ボスの笑いの壷屋
●お父さんを帰宅させない
●そりがヤン車

ソーハッピークリスマス♪
レノンが逝った８日を前に、自然とメロディが口からこぼれた。
街の灯りがくもりガラスを通って柔らかい光の微笑みを浮かべている。
温もりの中、ボスが居眠りを始めると、彼女達の声が・・・。


コレクターアイテム「あーどうしよう。本番が近づいてきたわ。阪神ガールズコレクション！」

サウンドリアーナ「永遠プレッシャーね。早く終わらせて、オルフェ兄さんみたいに放牧して欲しいわ。」

コレクターアイテム「イブはオルフェさんと一緒に過ごそうと思ったのに。人参立てて。」

サウンドリアーナ「ジェンティルお姉憎しってとこ。とりあ気を取り直してテンアゲでいこうよ。」

アユサン「ばくわら。オルフェ兄さんは他に好きなこがいるらしいよおだ。」

コレクターアイテム「それ安定？どうするぅ！？」

サウンドアリーナ「今日も寝れないパティーンね。コレクターアイテムってきゃわたん！」

アユサン「ねえ、どうでもいいけど、スマホを触るのやめた方がいいよ。しょせんヒヅメなんだから。」


ギャル語が炸裂する阪神前夜である。
ボスはコレクターアイテムのキラキラした瞳にかけてみたい。
「だよねー！」
そこでサユポンに起こされた。


ボスの笑いの壷屋
●競泳で浮き袋の使用を認めた。第一コースに幼稚園児が立った。
●スキージャンプで翼の使用を認めた。未だ着地せず。