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2011.10.14
移動性高気圧は好きか?
爽やかな風と心地よい陽射しを届けてくれるからな。
でも移動性なのだからいつまでも心地良さは続かない。
今日は雨。
「気まぐれだ。」
そうつぶやいて一眠りする。
ホエールキャプチャ「ナカヤマさん辞められるんだあ。」
マルセリーナ「急だったね。びっくりしたわ。」
マイネイサベル「送別会があるらしいわよ。ダムールさんが幹事なんだって。」
エリンコート「あの二頭仲よかったもんね。私達も参加しましょうよ。」
ホエールキャプチャ「会場はどこかしら。」
マイネイサベル「中山でしょ。近くにおいしいトコあるって。人参が超美味しいらしいわ。」
マルセリーナ「へえー、楽しみだね。それまでにネイルショップに行っておこっ。」
エリンコート「あんまりド派手にしないでね。所詮ヒヅメなんだから。」
マイネイサベル「あなたこそ、タテガミにレイヤーなんかして来ないでね。」
ホエールキャプチャ「タテガミは牝の命よ。TSUBAKIのCMオファーないかしら。」
マルセリーナ「SMAPの曲で一斉に走るなんてどう?ようこそニホンへ♪なんて。」
エリンコート「それいいかも。あっいけない、もうこんな時間。追い切りだよ。」
マイネイサベル「秋華賞が終わったらまた集まりましょうね。女子会しましょ。」
秋の風にタテガミをなびかせながら去っていく4頭。
遠くで誰かの声がする。
「ボス!メールです!」
さあ、番組のスタートだ!
2011.10.7
スーパーには様々な種類の鍋出汁が並んでいる。
今から食べ始めるといずれ冬には飽きがくるから、ジャンルは多い方がいいだろう。
が、あれば全て試してみたいものだ。野菜のうま味がいっぱい浸み出た土鍋から湯気が立ち上る。
湯気の向こうで眠るボス。
ナカヤマフェスタ「湯気か。走った後に湯気が身体から湧き上がるくらい頑張ったよな。」
ヒルノダムール「でもこんな着順じゃあなあ、日本に帰れないよ。」
ナカヤマフェスタ「なでしこジャパンの凱旋を思い浮かべていたんだけどな。まさに凱旋門じゃん。」
ヒルノダムール「俺もハッピーバースデイの歌を聴いてもらいたかったんだけどな。丸山になりたかった。」
ナカヤマフェスタ「俺も浅田舞ちゃんに抱きしめられたかった。真央ぉぉぉ、涙が黒い、みたいな。」
ヒルノダムール「細かすぎて伝わんないんだけど。」
ナカヤマフェスタ「でもボルトみたいにフライング失格しなくてよかった。」
ヒルノダムール「そういやあビービーガルダンがやっちゃったらしいよ。」
ナカヤマフェスタ「あいつ、AKBのフライングゲットばかり歌ってたからな。」
ヒルノダムール「さあ、帰る前にモンサンミシェルでも行ってくるか。」
ナカヤマフェスタ「潮が満ちて帰れなくなるかもよ。まいいか。」
去っていく2頭。消えゆく凱旋門。遠くで聞こえる声。声。サユポンの声。
「ボス!!メールです!!」
2011.9.30
心地よい秋の風が窓から入ってくる。
気持ちよく眠るボスの夢の中には久しぶりに奴らが現れた。
ダッシャーゴーゴー「ヴァーゴウ、ヴァーゴウ、ヴァーゴウちゃん!」
エーシンヴァーゴウ「その呼び方やめてくれる。まるでサリーちゃんだし。」
ダッシャーゴーゴー「ねえ何やってんの?」
エーシンヴァーゴウ「うん?パリにいるナカヤマフェスタ君とスカイプ中。」
ダッシャーゴーゴー「画像の上と下がはみ出ているよ。それにしても顔・・・長。」
エーシンヴァーゴウ「凱旋門頑張れって伝えているんだよ。応援しに行ってやりたいんだけど、私たちも仕事だし。」
ダッシャーゴーゴー「ロケットでもあればすぐ行って帰って来られるんだけどね。」
エーシンヴァーゴウ「ロケットは禁句でしょ。」
ダッシャーゴーゴー「ああ、そうだった。ロケットも走るんだ。でも気になるのは枠だよね。ジャンケンでセンター決めようよ。」
エーシンヴァーゴウ「AKBか!篠田か!」
ダッシャーゴーゴー「当日までにお父さんと仲直りしておこ。」
エーシンヴァーゴウ「香川照之か!」
ナカヤマフェスタ「スカイプ中に何やってんだよ。こっちもモンマルトルの丘でダムールと作戦会議なんだよ。」
エーシンヴァーゴウ「ごめんごめん。僕らもこれからガストに行こうと思って。いやそうじゃなくて、まあお互いがんばろうよ。」
ナカヤマフェスタ「そうだね。ちなみに今の心境は?」
ダッシャーゴーゴー「万里一空。」
エイシンヴァーゴウ「琴奨菊か!!!」
夢の中は天高く馬肥ゆる秋なのだった。そろそろ目覚めの時なのだが。
どこかでサユポンの声がする。
「ボス、メールです!!」