ボスの調査報告::FM探偵局

2011.9.2

ボスの心憎いまでのインターバル　　台風

台風が久しぶりにやって来た。

子供の頃はワクワクしたものだが、

今や、うっとうしい風だ。

カリブ海ではハリケーン、

インド洋ではモンスーンという。

モンスーン？

ゴリラモンスーン！

名前だけでワクワクした時代があった。馬場の敵だった。

飛ばされないように帰るとするか。

ボス角秀一 / ボスの調査報告

2011.8.26

空は入道雲と鱗雲が混じっていた。

街は蝉しぐれと虫の音がシンクロしている。

季節は確実に移り変わり始めたのだ。

秋は夕刻から目覚める。

少しひんやりとした風がわたるからだ。

風は家々のキッチンから夕げの香りも乗せてくる。

温かい匂いだ。

鶏肉をゴマ油で炒める。

そこに大根、人参、牛蒡を入れ、

万能調味料「めんつゆ」ストレート３＆水２カップを注ぐ。

野菜が柔らかく煮えたら出来上がり。

けんちん汁が屋内を秋の香りで包み込む。

本来、けんちん汁は精進料理なのだが、肉を入れた方がはるかに旨い。

食欲の秋・・・プロローグ。

ボス角秀一 / ボスの調査報告

2011.8.19

ボスの心憎いまでのインターバル　息子の理想の嫁　　

『母親が息子の彼女、特に結婚しそうな彼女に求める理想像は、決して美人でなく派手でなく、かといって息子の男としての沽券に関わるほどには不細工でもなく、おとなしいプリーツスカートとブラウスが似合うような清楚で地味で、ちょっとかわいいお嬢さん。』（小説「阪急電車」有川浩著より）

この物語の中では、おばさま集団と２０代女性の間でちょっとしたトラブルが発生する。

どう考えても２０代の女性に非はない。

世代間のギャップから、一人のおばさまが上述の吐露を述べる。

おばさまとお嬢さん。

現実と理想に差が無ければ世の中平和なのだが・・・。

リスナーの皆今週もタレコミありがとう。
シュールで笑える創作力に感謝。

さて、来週の一言ＢＡＲは、「言い方次第で必殺技に聞こえる一言」を待っている。
『インリン・オブ・ジョイ！！！！』みたいな強烈な言語の飛び技を
ボスが叫んでみたい。