松江77.4MHz 浜田86.6MHz 邑智80.7MHz 大田82.1MHz 石見大和86.9MHz 隠岐82.7MHz 鳥取78.8MHz 羽須美87.3MHz 用瀬77.2MHz 智頭83.4MHz

おがっちのレトロ本舗 永遠のミーハー人間おがっちとシンガーソング100円ライター安来のおじが送る生放送

リクエスト&メッセージはこちらから おがっちのレトロ本舗 永遠のミーハー人間おがっちとシンガーソング100円ライター安来のおじが送る生放送

<<次の記事

前の記事>>

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第16回

2013.11.28 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リメンバーしまねのはまぐり先生。

・「百人一首」について。

百人一首に選ばれている歌人について。
選ばれている歌人は百人ですが、この中には、島根県にゆかりのある人もいます。

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
参議篁(さんぎたかむら)=小野篁(おののたかむら)
後鳥羽院(ごとばいん)

・柿本人麻呂は、7世紀の終わりから8世紀の初め頃に活躍したとされる代表的な万葉歌人で、後には「うたのひじり=歌聖」としてあがめられた人です。
百人一首では、3番目に「あしびきの 山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む」という歌が入っています。
「長い夜をたったひとりで寝るのかなー」という内容ですので、どことなく寂しそうな歌ですね。

石見地方に縁が深く、歌碑がいくつもあったり・・・「ひとまろさん」をお祭りした神社もあります。

万葉集に載っている人麻呂の歌には、石見地方を詠んだ歌も多いです。
そこからは、石見の地には依羅娘子という妻がいたことや、石見の地で亡くなったことなどがうかがえます。
「石見のや 高角山の木の際より わが振る袖を 妹見つらむか」など、石見各地の地名を織り込んだ愛の歌も多く残っています。
晩年は石見国庁へ官吏として赴任し、石見国で亡くなったと言われていますが、終焉の地「鴨山」についていくつもの説があるなど、その生涯は多くの謎に包まれています。
いずれにしても、人麻呂についての伝承が、石見各地に残っています。万葉の昔に思いを馳せながら、数多くあるゆかりの地を巡ってみるのもいいですね。

・小野篁(おののたかむら)について。
百人一首では、「参議 篁」の名で、「わたのはら 八十島かけてこぎいでぬと 人には告げよ 海士のつり船」の歌が、11番目に入っています。
9世紀前半に活躍した公卿で、学問や漢詩、和歌に秀でていた文化人です。

篁は、遣唐副使として唐の国に派遣されることになったのですが、正使とのいさかいの末、ボイコットして唐にわたらなかったことが、当時の最高権力者である嵯峨上皇の逆鱗に触れて、隠岐へ流罪になりました。
百人一首の歌は、まさに、隠岐へ渡る旅の途中で詠んだ歌とされています。

篁は、最初、中ノ島(海士町)の豊田に住んでいました。自ら創建したと伝えられる金光寺)の六社権現に100日間参籠して赦免帰京を祈願したと言われています。
その後、島後の那久の光山寺)に移り、壇鏡の滝に打たれて赦免を祈ったとも言われています。
学問に秀でた上に、一説にはあの小野小町の祖父であると言われている人ですから、ハンサムでプレイボーイだったみたいです。
当然、島の娘の心をかきたてないわけがありません。

恋の遍歴の中でもよく知られているのが、阿古那という名前の娘との恋です。
二人は相思相愛の状態であったのですが、篁は、やがて罪が許され、都へ帰ることになり、結局別れてしまいました。
篁は、悲しみにくれる阿古那を哀れんで二体の木像を彫り、阿古那に与えました。
これが、現在も隠岐の島町都万目に祭られている「あごなし地蔵」で、何でも歯痛にご利益があるとされています。
ちなみに「あごなし」とは、阿古那がなまったものであるとも言われています。

篁の隠岐滞在はわずか2年という短い間でしたが、この外にもゆかりの地や物語などがたくさん残っています。隠岐の島には篁の外にも歴史ロマンにあふれるものが多くあります。これらを訪ねながら島々を巡るのも良いのではないでしょうか。

・今日の一曲「愛の唄」オフコース

次回は12月13日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=853
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 09:18 PM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第15回

2013.11.28 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リメンバーしまねのざっきーさん。

・「神在月」について。

全国的に「神無月」と呼ばれている、旧暦10月を、八百万神が全国から島根県に集うことから、出雲では「神在月」といい、今年の旧暦10月は11月3日からでした。

今年は、平成の大遷宮が執り行われ、きれいになった出雲大社で「神在月」の各種催しが行われました。

旧暦の10月10日の夜、新暦では、11月12日(火)の夜に稲佐の浜で神迎神事が執り行われました。
神事が終わると、浜から出雲大社への「神迎の道」を行列が続き、この後、出雲大社神楽殿で「神迎祭」が執り行われますこれが、終わると神々は宿社である、東西の十九社に鎮まられます。

さて、旧暦の10月11日から17日までの7日間に、出雲の地で予めそれとは知ることができない人生諸般のこと等を神議りにかけて決めると言われていて、男女の結びもこの時に決まると言われます

実は、古代出雲歴史博物館には、八百万の神様が大集合した「大社縁結図」が所蔵展示されていますが、その絵には、出雲大社に集まった神様たちが、木の札にそれぞれ男女の名前を書き、相談してカップルを決めたあと、男女の札を結びつけて「縁結び」しているところを描いたものです。

神々が集う出雲の各神社では、「神迎祭」に始まり「神在祭」そして全国に神々をお見送りする「神等去出祭」が行われます。
有名なのは、万九千神社で、全国から参集された八百万の神が最後にお立ち寄りになり、神議りと神宴を催され、ここから各地へお旅立ちなさると伝えられています。

今回の一曲
「しまねっこの歌」ことのは

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=852
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 08:59 PM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第14回

2013.10.30 Wednesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リメンバーしまねのリンリンさん。

・島根の美肌温泉について。

島根県は、昨年、某化粧品会社の調査で「美肌日本一」に選ばれましたが、島根には、「日本三美人の湯」があるほど、美肌効果の高い温泉がいっぱい。
温泉とは、「源泉温度が25℃以上」又は「19の成分条件のうち1つでも規定値に達しているもの」ですが、美肌温泉のチェックポイントは、?泉質、?PH値、?メタケイ酸です。

温泉の「泉質」は、大きく分けて“9種類”。
ちょっと化学の授業みたいですが、成分により,
1,炭酸水素塩泉 2,硫酸塩泉 3,二酸化炭素泉 4,鉄泉 5,放射能泉 6,塩化物泉 7,硫黄泉 8,酸性泉 9,単純温泉の9つがあります。
ちなみに、「単純温泉」は、いろいろな成分を少しずつ含んだ温泉で、日本で一番多く、マイルドな泉質で人気があります。
この中で、特に美肌と関係あるのは、「三大美人泉質」と呼ばれている「炭酸水素塩泉」、「硫黄泉」、「硫酸塩泉」です。
「炭酸水素塩泉」は、美肌泉質の代表格。肌表面を軟らかくして、お肌の古い角質や汚れを取り除くクレンジング作用があるので、ツルツル、すべすべのお肌になります。

また、PH8.5以上の「アルカリ性」温泉は、「炭酸水素塩泉」と同じように、石鹸のように汚れを落とす作用があり、美肌効果が高いです。
「硫黄泉」は、メラニンの代謝促進と細血管拡張作用による「美白効果」と「老廃物の排出(デトックス)効果」があります。
「硫酸塩泉」は、お肌にたっぷりと水分を補給する泉質で、お肌にハリと潤いを与え、美肌再生のアンチエイジング作用があり、プルプルのお肌になります。
また、「塩化物泉」は、食塩を含む温泉で、お肌の表面に塩のベールを作り、保湿&保温に優れた効果があり、ポカポカして、お肌がしっとり、すべすべになります。
「メタケイ酸」は、天然系化粧水に使用される成分で、コラーゲンの生成を助けて肌をみずみずしくする効果があります。

島根には60以上の温泉があり、まさに温泉天国。特に「美肌系」の温泉がとても多いです。

たとえば、玉造温泉。
「出雲国風土記」にも紹介され、女性に優しい美肌の泉質であることから「姫神の湯」と呼ばれる、島根を代表する温泉です。
玉造温泉は、無色透明でぬめりやにおいがなく、一見ただのお湯のようですが、実は、「硫酸塩泉」と「塩化物泉」が絶妙にブレンドされた温泉なのです。
さらに、お肌にやさしい弱アルカリ性で、メタケイ酸の数値も高いので、肌の汚れを落とした後で、潤い成分を補給し、塩のベールで保湿もばっちりと、しっとり、もちもちのお肌になります。
某製薬会社の検査では、全国約180箇所の温泉の中で、最も美肌効果に優れた温泉で、高級化粧品レベルと評価されました。まさに、天然の化粧水が湯船いっぱいです。

浜田市金城町の「美又温泉」。
美又温泉は、PH値9.8とかなり高い「アルカリ性単純温泉」で、びっくりするほどのヌルヌルのお湯が特徴です。
このヌルヌル感は、アルカリ性によって、肌の角質が柔らかくなり汚れを落としている証拠。古い角質を取り除き、新陳代謝を促進して、くすみの改善が期待でき、さっぱり、ツルツル、すべすべのお肌になります。

ちょっと変わった温泉としては、飯南町の「頓原ラムネ銀泉」。
「二酸化炭素泉」と「炭酸水素塩泉」の相反する性質を高濃度に併せ持つ日本でも珍しい温泉です。
炭酸ガスが溶け込んでいるので、お風呂に入るとシュワ、シュワと体中に小さな泡がたくさんついて、サイダーを入れたコップになった気分。
メタケイ酸の数値も高いので、しっとり、すべすべ、つやつやのお肌になります。
源泉の色は、無色透明ですが、空気に触れるとグリーンになり、2週間かけて、グリーンから黄色、黄色からオレンジ、オレンジから琥珀色へと変化します。

島根には、他にも、美肌温泉がいっぱい。温泉に入って、みんな美しくなりましょう!

・今日の曲
いい湯だな (ザ・ドリフターズ) 


次回は11月8日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=841
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 03:48 PM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第13回

2013.10.15 Tuesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、島根県立美術館 主任学芸員の大森さん。

・企画展の「出雲阿国展」について。

見どころは・・・
出雲阿国を描いた「阿国歌舞伎図」とよばれる主要な作品のほとんどが全国から集まる点です。前期と後期で展示替えをしますが、重要文化財6件、重要美術品5件を含むおよそ全52点の風俗画の名品が集まっています。
当館のみの単独開催となりますので、この機会をぜひお見逃しなく!

出雲阿国とは?
・出雲出身の巫女を名のり、「かぶき踊り」という踊りで一世を風靡した女性です。
・出雲阿国が民衆の支持を得たポイントは大きく2つあります。
?当時奇抜なファッションで往来を闊歩した荒くれ者の「かぶき者」を舞台で演じた。
?それを女性の阿国が男装して演じ、男性が演じる茶屋の女房にちょっかいを出す。
→当時としては斬新な発想や演出で喝采を浴び、やがて“天下一”と呼ばれるほどに

各展示品の紹介
・今回、数少ない出雲阿国を描いた作品が全国から集結しますが、舞台上の阿国の姿はもちろんですが、細かく生き生きと描かれた「観客たち」にもご注目ください。身分の高そうな公家や大名、武士や町衆、さらにお坊さんまで、老若男女さまざまな人が舞台を眺めています。お酒を飲んだり、喧嘩したり、ナンパしたり、ラブレターを渡していたり、当時の人々の生き生きとした姿をお楽しみください!

この企画展は、11月4日まで、島根県立美術館で開催しています。

・チケットプレゼント
この企画展「出雲阿国展」のチケットを、ペア5組、10名様にプレゼントします。
「出雲阿国展チケット希望」と書いて、住所、氏名、連絡先の電話番号を明記して、「おがっちのレトロ本舗」島根学講座!みたいな!係までふるってご応募ください。
retoro@fm-sanin.co.jp
0852-21-8989
締め切りは  10月 17 日( 木 曜日)必着です。

・今日の一曲
くるり「ロックンロール」

次回は10月25日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=836
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 01:03 PM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第12回

2013.10.02 Wednesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リメンバーしまねスタッフのやまきょんさん。

<島根の「言葉」について>

・標準語だと思っていたら、方言だった言葉
「その本、かせて」・・・「貸して」と微妙に一字違っている。
「腸感冒」これは、テレビのバラエティでもとりあげられてました。「感染性胃腸炎」のことですね。

番外編・・・愛媛県の言葉で「鳥の子用紙(トリノコヨーシ)」・・・模造紙のこと。

・益田の言葉
「このおにぎり、いかいな〜」・・・「このおにぎり、大きいな〜」

「今日の練習、グラウンドがじるいで〜、どうする?」・・・「このグラウンド、ぬかるんでるけど、どうする?」

「こら、そんなことしとると、ぶっさくで〜。おおくじ くうでぇ〜」・・・「こら、そんなことしとったら、たたくよ〜。しかられるよ〜」

「ブチ」・・・「とても」

とてもかわいい表現もいっぱいありますね。

愛媛の話題がでたので、司馬遼太郎のドラマ「坂の上の雲」について。
主人公の秋山好古と秋山真之兄弟は、実在した、松山出身の軍人で、ドラマの中で松山弁がよくでてきます。
松山弁でも、ありがとうのことを「だんだん」というそうです。
現在では日常で用いられることはないようですが。

・今日の一曲
サラブライトマン×久石譲/Stand Alone「坂の上の雲」主題歌
次回は10月11日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=831
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 02:43 PM comments (x) trackback (x)

<<次の記事

前の記事>>

ページトップへ戻る