松江77.4MHz 浜田86.6MHz 邑智80.7MHz 大田82.1MHz 石見大和86.9MHz 隠岐82.7MHz 鳥取78.8MHz 羽須美87.3MHz 用瀬77.2MHz 智頭83.4MHz
2014.12.16 Tuesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。
今回の担当は、「島根県・食料安全推進課」の塩冶さん。
・「美味しまね認証制度」について。
島根県では平成21年度から「安全で美味しい島根の県産品認証制度」を実施しています。
この「美味しまね認証制度」とは?
生産者の方から申請があった、島根県内で生産されている農林水産物について、「高い安全性」と「優れた品質」を兼ね備えた産品となるような生産方法であるかどうか、県の定めた認証基準に基づいて第三者機関で審査し知事が認証する制度です。
この制度は3つの認証基準で構成されています。
まずはじめに、安全性を確保するために必要な「生産工程管理基準」
2つめに、品質を確保するために必要な「嗜好性基準」
そして、地域の独自性を確保する「地域特性基準」の3つです。
特に、安全性を確保するために必要な「生産工程管理基準」に従って生産されていることが認証を取得する上での大切なポイントとなっています。
かなり厳しくチェックされているので、この基準をクリアした県産品は本当に信頼できるものです。
認証を取得された生産者の方々は消費者の皆さんからの信頼に応えようと、厳しい基準をクリアするために日々努力しておられます。
現在の認証は59件ですが、お米、卵、鶏肉などたくさんの産品が認証されています。
認証産品には「美味しまね認証マーク」がついています。
このマークは、贈答品の包みに用いられる「水引き」をモチーフにしています。
「美味しまね認証」を取得した産品は「生産者から消費者の皆さんへの贈り物です」という意味が込められています。
「美味しいは安全の積み重ね。美味しまね認証はその証」です。
生産者の方々はもちろんですが、私たち消費者にとっても大切な認証制度なんですね。
今、「美味しまねマークを探せ!」を実施中です。
このキャンペーンは、「美味しまね認証マーク」を見つけて報告してもらうというものです。
報告の内容・回数などを総合的に判断し、最も充実した報告をして頂いた「最優秀報告者」には、美味しまね認証を取得した牛肉をプレゼントします。
惜しくも最優秀賞を逃した方にも抽選で認証産品が当たるチャンスがありますから、美味しまね認証マークを見つけてぜひご応募下さい。
来年の3月15日が最終期限となっています。
このキャンペーン、1人何回でも応募可能です。
マークを見つけた回数分応募して頂けます。
美味しまね認証マークは、販売されている認証産品はもちろんお店に貼ってあるポスターなどにも付いています。
「いつ」「どこで」「何に付いていたか」をホームページの応募フォーム、メール、郵送でお知らせください。
「美味しまね認証制度」や「美味しまね認証マークを探せ!」
キャンペーンなどについては島根県庁、食料安全推進課までお問い合わせください。
・今回の一曲
六子「ハーモニー」
(県の食育イメージソング)
次回は、12月26日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=995
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 10:38 AM comments (x) trackback (x)
2014.12.03 Wednesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。
今回の担当は、はまぐり先生。
・冬の海の幸を代表する「松葉ガニ」について。
山陰地方で「松葉ガニ」といわれているカニは、産地によって違った名称で呼ばれています。標準和名は「ズワイガニ」といいます。「ズワイガニ」は、日本海のほか、太平洋やオホーツク海に分布し、水深200mから500m前後の、冷たく深い海に生息しています。
このうち、山陰沖で獲れる成長したオスの「ズワイガニ」のことを「松葉ガニ」と呼んでいます。「松葉ガニ」という名前の由来は、「細長い脚の形や脚の肉が松葉のようにみえるから」とか、「脚の殻をはいで、水につけると松葉のように広がるから」など、いくつかの説がありますが、いずれも定かではないようです。
メスのカニは「親ガニ」とか「セコガニ」と呼ばれ、オスとは区別されています。大きさも、オスは甲羅の大きさが15センチ、脚を広げた長さは80センチくらいになりますが、メスは甲羅の大きさが8センチほどにしかなりません。メスは、成熟して産卵を行うようになると脱皮しなくなり、もはや大きくならないのだそうです。
日本海の「松葉ガニ」漁は、ほとんどが「底びき網」という漁法で行われていますが、島根県では、主に「カゴ」漁業によって漁獲しています。サバやイワシなどを餌にして、餌に誘われてカゴの中に入ってくるカニを捕まえる漁法です。カゴ漁業は、底びき網のように網で曳くことがないため、傷がなく、活力・鮮度が良く、形が整っていると言われています。
島根県では隠岐の島周辺の海域が主な漁場となっています。漁期は、11月から3月中旬ころまでで、今年の解禁日は、底ひき網が11月6日、カゴ漁業の解禁は11月23日でした。市場に松葉ガニが出回りはじめています。
カニによって身の入り方などが違うことがあります。
島根県水産技術センターでは、この身入り状態を客観的な数値で示す方法を開発し、さらに近赤外線という光を使って、カニを破壊する事なく身入りを測定する技術も開発しています。殻の上から近赤外線をあてて、その反射波から食べる部分の筋肉の水分含有量を測定し、その量により品質を判定します。水分が少ないと、高品質のカニである「硬(かた)ガニ」と判定します。
身入りが数値で示されると、一般の消費者も購入しやすいと思います。この普及への取り組みも開始されています。
また、隠岐の島周辺でかご漁業により捕獲し、大きさや身入りなどの基準により厳しく選別された「松葉ガニ」を、『隠岐松葉ガニ』としてブランド化に取り組んでいます。漁獲した漁船の船名と、『隠岐松葉ガニ』の名称が表示されたタグを取り付けて認証しています。
お手頃な値段で手に入るカニを紹介します。
「水ガニ」と呼ばれる脱皮して間もない甲羅の柔らかな「ズワイガニ」や、メスの「ズワイガニ」である「親ガニ」は、値段も手頃です。親ガニを使った味噌汁はとてもおいしいですね。
また、「ズワイガニ」に近い種類で「ベニズワイガニ」があります。「ベニズワイガニ」は、「ズワイガニ」よりも深い水深1000m〜2000mくらいの海に多く生息しており、島根県の漁獲量は全国で最も多くなっています。肉質がやや水っぽいことや鮮度落ちが速いために「ズワイガニ」よりもかなり安い価格なっています。しかし、鮮度と身入りがよいものは、独特の甘みがあり、おいしいです。また、カニコロッケやフレークなど、加工食品に多く利用されています。
冬は、ゆでたり、焼いたり、鍋物にしたり、いろいろな料理でおいしくいただけるカニを是非、味わってください。
・今回の一曲
PUFFY 「渚にまつわるエトセトラ」
次回は、12月12日の予定です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=990
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 09:03 AM comments (x) trackback (x)
2014.11.18 Tuesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。
今回の担当は、島根県しまね暮らし推進課の吉田さんと柳さん。
・「しまね暮らし推進課」の取り組みについて。
島根へのUIターン推進や、中山間地域の活性化、スサノヲマジックの応援なども行っていて、島根の魅力を県内外のみなさんにお伝えしています。また、「しまね田舎ツーリズム」という取組にも力を入れています。
・「しまね田舎ツーリズム」とは?
おもに都会に住む方々に農作業や漁業体験といった田舎の生活の体験や、民家などでの宿泊を通じて島根の自然・風土・歴史・文化などに触れて頂くと共に地域の住民の方々との交流も楽しんでもらおう、という活動です。
・目指すものとは?
まずは「地元の魅力の再発見」です。
都会に住む方が島根の田舎を訪れることによって、改めて地元の方が自分たちの住む土地の良さ・魅力に気づくということがあります。
また、都会の子どもたちが農家などで宿泊体験をすることがあるのですが、
地元の方からは、日常生活では得られない思い出づくりが出来たという感想が寄せられ、それが少子化に悩む地域の高齢者の生きがいになっている、という意見もあります。
次に「地域経済の活性化」です。
例えば、地域の方が何気なく手づくりしている「お漬物」でも、都会の方にとっては魅力的なものであったりしますよね。
また、一般の観光では注目されない地域でも、実はいろんな魅力にあふれていたりするものです。
それらの隠れた魅力を「しまね田舎ツーリズム」として多方面へPRすることによって、たくさんの方に地域へ足を運んでもらい、有料体験や特産品を買っていただく事で地域の経済活動につなげていくことを目指していきます。
そして「田舎への移住」です。
島根の田舎を体験することで、島根のファンやリピーターが増え、ついには地域への移住につながったという例もあります。
地域の方にも、移住された方にとってもより良い暮らしをはぐくむためにはお互いをよく知るための準備期間が必要ですよね。
「しまね田舎ツーリズム」は、そうした機会の提供の場となっています。
・これまでの取り組みの成果は?
「しまね田舎ツーリズム」田舎暮らし体験できる施設として登録している数は、この活動が始まった平成17年度123施設と比べると現在269施設、2倍以上に増加しました。
また、「しまね田舎ツーリズム」を体験された方は活動開始時約2,000人でしたが昨年度には約10,000人と5倍ほどに増え、着実にこの取り組みが広く認知されてきていると実感しています。
・「しまね田舎ツーリズム10周年記念キャンペーン」について。
10月1日から11月30日までの期間開催しています。
県内全域で、184のプログラムを用意しています。
小さいながらも魅力的な島根のまるごと体験がいっぱいです。ので、ぜひこの機会にしまねの田舎を体験してもらいたいですね。
・おすすめのプログラムは?
11月30日に江津市では「石見焼手びねり体験」が実施されます。登り窯で焼くので焼き上がりはその時々で違って、同じものは二度と作れないそうです。世界でひとつだけのオリジナル石見焼が作れます。
詳しくは、しまね暮らし推進課までお問い合わせいただくか、「しまね田舎ツーリズム」ホームページをご覧ください。
・ラジオ番組視察のために、中国吉林省より島根にきている交流研修員の周聡(シュウソウ)さんの登場。
中国吉林省と島根県との友好交流が今年で20周年を迎えたということで、これを記念して、県では吉林省の自然景観や歴史、文化を紹介する写真展を開催されています。
周さんは「島根に来て、5カ月くらいです。11月いっぱいで中国に帰ります。島根県は、日本歴史の発祥地として、伝統文化が非常によく保存されていて、近代的な建物や近代的な生活などの現代感も溢れています。大都会と違う日本の一面が見られます。それが島根の魅力だと思います。」だそうです。
島根の魅力を感じて帰っていただきたいですね。
・今回の一曲。
ハーベストの「フォレストタイム」
次回は11月28日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=985
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 03:36 PM comments (x) trackback (x)
2014.10.28 Tuesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。
今回の担当は、島根県観光振興課の野津さん。
・山口線・山陰本線全線運転再開キャンペーン」について
昨年7月の豪雨災害により部分運行となっていた山陰本線・山口線が今年の8月に全線で運転再開となりました。この運転再開にあわせて、島根県・山口県・JR西日本が共同で展開しているのが、この「ごえんをつなぐ 山口 石見の旅 キャンペーン」です。島根県石見地域と山口県をより気軽に楽しんで頂ける内容となっています。
8月23日には新山口と津和野をつなぐSL「やまぐち号」がおよそ1年ぶりに津和野駅に到着し、沿線の各地で記念イベントが行われたのですが、地元の方々がSLに向かって手を振ったり、SLが津和野駅で汽笛を鳴らした時は、大変な感動でした。
11月1日にも、津和野町で「沸活山口線 残したい!SLの走る風景」と題した記念イベントが開催されます。鉄道をテーマにした創作落語のほか、水森かおりさんも来られてミニステージが開催されます。
SL「やまぐち」号は11月23日までの土・日・祝日に運行されています。抽選でステキな商品があたるSLスタンプラリーも実施中です。
また、「津和野観光巡回バス・ぐるりん号」は11月までの毎週土曜日、10時と14時に運行中です。
太皷谷稲成神社や鷲原八幡宮などの津和野の観光名所をガイドさんと一緒に効率的にまわることができます。太皷谷稲成神社は朱塗りの鳥居がぎっしりと並んでジグザグに社殿へ伸びていく様はまるで真っ赤なトンネルのようです。現存する最古の流鏑馬馬場で知られる鷲原八幡宮もとても魅力です。
そして、「石見たびトク!スタンプラリー」も実施中です。対象の店舗や施設でスタンプを集めていただくと
石見の特産品が当たるプレゼントに応募できますよ。神楽めしを「食べて!」石見神楽を「観て!」石見の温泉で「楽しんで!」石見を満喫して特産品をGETして下さい。
さらに、「いわみキャラクタートレイン」の名称で、島根県観光キャラクター「しまねっこ」をはじめ、石見地域のキャラクターたちがラッピングされた車両が「特急スーパーおき号」「特急スーパーまつかぜ号」として運行中です。
魅力いっぱいの石見と山口に、この機会にぜひお出かけ下さい。
詳しい内容は、ホームページ等で、確認してください。
・今回の一曲
水森かおり「津和野」(「島根恋旅」のカップリング曲)
次回は11月14日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=978
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 12:27 PM comments (x) trackback (x)
2014.10.14 Tuesday
おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。
今回の担当は、宍道湖自然館ゴビウスの中野さん。
宍道湖自然館ゴビウスは、2001年4月にオープンした、県内の川や湖にすむ生きものを展示している体験学習型の水族館で、「ゴビウス」という愛称は、島根県内の小中学生の応募作品の中から決定しました。
ゴビウスはハゼなど小さな魚をあらわすラテン語です。ハゼ科の魚の学名にも使われています。
宍道湖自然館マスコットキャラクター「ゴビィ」も人気者です。
・秋の企画展「食べられる昆虫」について。
日本では昔から食材や薬として利用されてきています。
「イナゴ」や「蜂の子」は皆さんにもお馴染みかと思います。現在でも、地域によっては特産の珍味や高級食品また漢方薬などとして流通しています。
世界の人口は、2013年で72億人を超えたと言われていますが、この世界人口の増加と共に心配されている事のひとつが「食糧不足」です。
2013年国際連合食糧農業機関(FAO)は「森林の産出物、特に昆虫は飢餓との闘いに重要」という見解を示しました。
これは、今まで利用してこなかった昆虫を、直接食べたり家畜などの飼料に活用することにより、これまで利用していた資源を他に転用出来る可能性がある、という内容です。
現在、世界では、20億人の人が昆虫を食用として利用しています。既に知られている昆虫の種類はおよそ95万種ですが、そのうち1900種以上の昆虫が食用として消費されています。
食材としての昆虫の凄いところは・・・
「成分が凄い」です。昆虫は高タンパクで高脂肪、カルシウムや鉄・鉛も豊富です。
次に「少しのエサで育つから凄い」。一例として牛を1キロ太らせるためにはエサが8キロ必要なんですがある昆虫を1キロ生産するには、2キロのエサで済む。といったことも言えるようですね。
この2つの「凄いポイント」を活かして、たとえば牛を肥育させる時に、現在はエサのひとつに魚粉を使用している所を昆虫粉で代用出来る様になると、その魚粉を今度は人間が他の目的で利用可能になる。といった感じで、「虫の資源としての可能性が凄い!」となります。
今回の展示内容は、生物は3種50点、商品は3点です。
イナゴ類・ヘビトンボ類・そしてヒゲナガカワトビケラ、これは「ざざむし」です。これらの生体を展示するほかそれらが利用されている商品もご紹介します。
「イナゴの佃煮」「ざざむしの佃煮」「孫太郎虫」が商品になっています。
「孫太郎虫」ですが、幼虫の大きさはだいたい6cm、姿形はムカデに似ています。口には大あごがあり、かまれると結構痛いですよ。ゲンジボタルがすんでいるような川の石のすき間にすんでいます。商品の効能は「疳の虫」に効くようです。
商品化されている「ざざむしの佃煮」を実際、おがっちが味見をしてみましたが、食感は、サクラエビみたいな感じで、佃煮になっているので食べやすかったです。
今回紹介する昆虫は、どれも島根県の里地や川に生息する昆虫です。また、昆虫は種類と数がとても多く、その資源量は膨大です。人類がより快適に暮らしていけるヒントが昆虫にはまだまだ隠されているかも知れません。
秋の企画展「食べられる昆虫」は、11月3日(月)まで開催します。
・今回の一曲
ウルフルズ「ガッツだぜ!!」
次回は10月24日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=972
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 01:56 PM comments (x) trackback (x)