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おがっちのレトロ本舗 永遠のミーハー人間おがっちとシンガーソング100円ライター安来のおじが送る生放送

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「おがっちの島根学講座!みたいな!」Vol.12  9月26日

2014.09.30 Tuesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、こもりんさん。

・「県庁庭園水燈路(結いとうろ)」について。

松江城や武家屋敷周辺をライトアップし、光と影が織りなす幻想的な松江の夜が人気を呼んでいる「松江水燈路」ですが、島根県庁もこのイベントに参加しています。

「県庁の庁舎と庭園のライトアップ」庁舎は、島根県庁職員の手によって設置したおよそ170個のLED照明で、そして庭園はおよそ200個の手作り行灯で幻想的な世界を作り出します。
他にも「オープンカフェ」や「水燈路県庁庭園ライブ」なども開催されます。

この「県庁庭園水燈路(結いとうろ)」開催のきっかけは・・・

島根県庁の本庁舎とその周辺は、昭和30年代から40年代にかけて整備されましたが、実は地方都市における先進的な市街地整備の事例として高く評価されていて、昭和45年には我が国の建築界で最も名誉ある「日本建築学会賞」も受賞しています。

島根県庁の庭園を中心に、「昭和のモダンな建築群」と「江戸期の城郭=松江城」が一体的に形成する美しい景観は全国的にも類を見ない極めて貴重な物です。

その歴史と魅力を紹介するリーフレット『大建築の聖地』も発行しています。「島根県庁舎」や「旧島根県立博物館」の歴史や特徴について詳しく紹介しています。

この歴史ある島根県庁周辺の景観の魅力を、より多くの方々に実感してもらい、そして全国に発信していこうと企画されたのが「県庁庭園水燈路(結いとうろ)」。昨年が第1回、今年が2回目の開催となります。

また、県庁庭園で水燈路を開催することによって、武家屋敷周辺の「松江水燈路」のエリアとカラコロ工房周辺の「カラコロエリア」の街あかりが結びつきます。イベントの愛称「結いとうろ」もこのことにちなんで名づけられました。街があかりで一体となることにより中心市街地の賑わいに繋がれば、という思いも込められています。

今年の「県庁庭園水燈路(結いとうろ)」
10月17日・金曜日、18日・土曜日、19日・日曜日の3日間島根県庁とその周辺エリアで開催されます。

メインは「県庁と庭園のライトアップ」ですが、他にも「行灯コンテスト」や、昭和30年代初めの県庁本庁舎建設時の貴重な工事写真を島根県庁東庁舎の壁面に投影する「県庁誕生フォトアルバム」や、趣向を凝らしたドリンクとフードでおもてなしをする「オープンカフェ」などなどイベント盛りだくさんです。

県庁庭園をライトアップするために並べられたおよそ200個の手作り行灯の中に隠された「しまねっこ行灯」を探す「しまねっこを探せ!」もあります。
詳しくは「県庁庭園水燈路」ホームページでご確認頂けます。

・「県庁庭園水燈路 オープンカフェ 1ドリンク無料チケット」を5名様にプレゼントします。
ご希望の方は、「おがっちのレトロ本舗 島根学講座!みたいな!」係まで。住所、氏名、連絡先の電話番号を明記の上、応募してください。

・今回の一曲
竹内まりや「縁の糸」

次回は10月10日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=967
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 12:52 AM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」Vol.11  9月12日

2014.09.18 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、やまきょんさん。

・校歌について。

島根県内の県立学校は分校も含めて、49校、私立の高校は10校あり、当然、校歌も同じ数だけあります。

(安来高校)作曲者の山田和男さんは、日本を代表する指揮者で作曲家。
(平田高校)作詞された須田正平さんは、大津小など、多くの小中学校の作詞もてがけている人。作曲は島根大学の教授だった森山俊雄さん。

大田高校の校歌は、
作詞が土井晩翠、「荒城の月」の作詞者。(作曲は滝廉太郎)
作曲は、あの有名な、山田耕作。(代表曲「赤とんぼ」)

益田高校は、作詞が小説家の佐藤春夫。作曲は、信時潔という、当時のクラッシック界のトップランナーだった人です。
團伊玖磨さんが浜田と浜田商業の校歌を作曲しています。

作曲者は、
出雲高校は、長谷川良夫、
大社が、しもふさかんいち、
松江南・松江工業の松本民之助など、皆さん東京芸大の先生です。
この松本民之助の弟子には、坂本龍一さんがいます。

出雲農林は、池内友次郎という人が、作詞作曲をてがけていますが、この方は、俳人の高浜虚子の二男です。

一方で、地元の方も多くて、作詞では、国語の先生をしておられた木島俊太郎さんの作品が多いですね。情報科学、松江南、邇摩、江津、浜田、吉賀、江津清和です。

作曲では、森山俊雄さん、小林昭三さん、長岡敏夫さん、米山道雄さん、竹内幸夫さんなど。
小林先生は、情報科学、三刀屋掛合分校、大社佐田分校、松徳学院、出雲北陵、松江西、出雲西、明誠など。

ユニークなところでは、隠岐と松江緑ヶ丘の作詞をされた宮田隆さん。(東京五輪音頭の作詞者)

益田翔陽の作詞が、脚本家の田渕久美子さん。

校歌制定委員会でつくっているところもあります。

・今回のチケットプレゼント。

島根県立美術館「植木茂 生誕100年 回顧展」(11月3日まで)

グラントワの石見美術館「薮内さとし彫刻展」(10月4日まで)

それぞれ、5組10名様にチケットをプレゼントします。

ご希望の方は、「希望のチケット名」「住所」「氏名」「連絡先の電話番号」を明記の上、
エフエムさんいん 「おがっちのレトロ本舗 島根学講座!みたいな!」プレゼント係まで、メールでご応募ください。
*締め切り9月25日必着

・今回の曲
松任谷由美の「瞳をとじて」
長崎県の離島、奈留島にある五島高校奈留分校の校歌でした。
今では、分校から奈留高校に独立しましたが、愛唱歌として大切に歌い継がれているそうです。

次回は9月26日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=962
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 02:34 AM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」Vol.10  8月22日

2014.08.25 Monday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リンリンさん。

・「鏝絵(こてえ)」について。
「鏝絵」というのは、左官職人が建物の壁を塗る時に使う「鏝」という道具を使って、家やお寺の壁に、漆喰で作った装飾、立体の絵のことです。 
 
鏝絵は、江戸時代前半に本業の壁塗り作業が終わった後、施主への感謝の意味を込めて左官職人が壁に鏝で絵を描いたのが始まりです。
江戸時代中期には、幕府が防火対策として漆喰の塗り壁を奨励したことから全国に広がりました。

明治時代に入ると洋風建築が盛んになり、室内装飾をより豊かにするため、左官技術はより高度なものになりました。
鏝絵も芸術性の高いものからユニークなものまでさまざまな図柄が作られるようになったんです。

特に、「石州左官」と呼ばれた、島根県西部・石見地方の左官職人の技術は、際立って優れており、日本はもちろん、海外でも活躍していました。
当時石見地方は出稼ぎで働く人が多く、少しでも多くの収入を得ようと、競い合って左官の腕を磨いた結果と言われています。
国会議事堂・最高裁判所、帝国ホテルなど、現存する有名な建物のほとんどが、「石州左官」の手によるものなのです。

鏝絵は全国で見られますが、県内には300点以上あり、中でも石見地方の鏝絵は、その質・量共に、群を抜いています。
特に大田市・益田市には、それぞれ百ヶ所を超す鏝絵があります。

大田市では、民家の壁を飾るというよりも、寺や神社に奉納されたものが多く、デザインも「龍」「鳳凰」「恵比寿」「大黒」など多種多様で、精緻で技巧的で大型の作品が多いです。
 
益田市では、「鶴」「亀」「鯉」など、漆喰の白を多用し、ラインが美しいものが多いです。
また、海岸部では、色を混ぜた色漆喰を多用し、カラフルで個性的な表情の「恵比寿」「大黒」なども見られます。

いくつかご紹介すると、まずは、大田市の西性寺(さいしょうじ)の「鳳凰」。
これは、大正時代の鏝絵で、「左官の神様」と尊敬された松浦栄吉さんの作品です。
空に羽ばたく「鳳凰」のダイナミックな姿が彫刻されています。
羽の端にはガラス玉が埋め込まれ、制作当時はキラキラとまばゆいばかりだったそうです。

それから、大田市の西往寺(さいおうじ)の「双龍」。
石見の鏝絵は、絵柄が豊富で40種を超えますが、最も多いのが「龍」のデザインです。その中でも、この雄、雌の2頭の龍を描いた西往寺の「双龍」はピカ一です。

幅3.8m、高さ1.2mの大きさで、背景の青色が今も鮮やかで、細部まで工夫が凝らされ、2頭の龍が今にも飛び出してきそうな迫力です。
どうやったら鏝でこんなに繊細な造形ができるのかと不思議になります。

「双龍」の右には、歌舞伎などで知られる娘道成寺のクライマックスシーンを再現した「安珍清姫(あんちんきよひめ)」が並んでいます。
旅の僧・安珍に裏切られた清姫が大蛇に変身して、鐘の中に隠れた安珍を鐘ごと炎で焼きつくすというすさまじい場面が立体的に描かれています。

県内には、ほかにも、面白い鏝絵がたくさんありますので、探してみてくださいね。石州左官たちの熱き想いと気高い職人魂を感じながら、鏝絵巡りをするのも、楽しいのではないでしょうか。

・今回の曲
「銀の龍の背に乗って」中島みゆき

次回は、9月12日です。




http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=957
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 02:06 AM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」Vol.9  8月8日

2014.08.11 Monday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、古代出雲歴史博物館 主任学芸員の仁木 聡さん。

・古代出雲歴史博物館で開催中の企画展、「倭の五王と出雲の豪族」について。

今回の企画展は、西暦5世紀、古墳時代中期の展覧会です。
倭の五王というのは、中国の歴史書に記された、ヤマト王権の中心的人物で、讃(さん)・珍(ちん)・済(せい)・興(こう)・武(ぶ)という5人の王様です。

なぜ、倭と呼ばれるようになったかというと、
有名な漢字研究者によると、当時日本列島の人々が、自分たちのことを「わー」と呼んでいたことから、「倭」になったという説があります。

今回の企画展には、1270点にも及ぶ、膨大な資料が展示されていますが、その中には、約70点にも及ぶ埴輪が展示されています。しかも、倭の五王のお墓と考えられている、教科書に登場する大山古墳(だいせんこふん)、いわゆる仁徳天皇陵古墳出土の埴輪が含まれています。

倭の五王と出雲の豪族は、何か特別な関係にあったでしょうか。
最近の調査研究で、出雲の豪族って、倭の五王やヤマト王権と非常に太いコネクションをもっていたと考えられるようになりました。
今回展示する出雲の古墳から出た埴輪が、ヤマトで出土する埴輪のデザインや作り方と大変よく似ています。

この企画展は、これまで、ヤマト王権との対立関係や。従属的関係で説明されてきた古代出雲のイメージを吹き飛ばすような、展示です。
5世紀、出雲の豪族は、倭の五王を支えた直属的な豪族と考えられます。まさに、徳川幕府に対する旗本直参のような存在です。
「倭の五王と出雲の豪族」企画展は、9月15日まで、出雲市の古代出雲歴史博物館で開催しています。

今日は、この企画展のチケットを、ペア5組、10名様にプレゼントします。
住所、氏名、連絡先の電話番号を明記の上、島根学講座みたいな係まで、FAX、メールでご応募ください。
締め切りは   8月  14日です。

・今日の一曲
レキシ「古墳へGO!」

次回は8月22日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=949
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 08:10 PM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」Vol.8  7月25日

2014.07.30 Wednesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、やまきょんさん。

・「島根の水」について。

島根の名水と言えば、いろいろありますが、環境省が選定した名水百選には、島根県から5か所、選ばれています。

・壇鏡の滝湧水。
隠岐の島町にあり、古来、長寿の水、火難防止の水とされていて、島の闘牛大会や隠岐古典相撲大会などでは清めの水とされています。

・天川の水、海士町にあります。
奈良時代に、僧の行基が発見したと伝えられていて、行基は洞窟から流れ出ている湧水に霊気を感じ、この水を天からの恵みの水ということで、天川と名づけたといわれています。

・浜山湧水群。
出雲市浜町に古くから湧き出ている清水で、現在でも、醤油の醸造等に用いられています。

・鷹入の滝。
安来市の伯太川の支流小竹川の上流の鷹入山の山中にあり、その水は皮膚病に効くと言われています。

・一本杉の湧水。
吉賀町にあり、高津川の源流といわれています。
弘法大師が立ち寄られたという伝説が残っていて、「弘法の池」という名前も残っています。

ほかにも県内には、たくさん、名水があります。野菜やお米、お酒やワインがおいしいのも、こうした水のおかげかもしれません。

・水道水も自慢。

島根県企業局の水道水は、飯梨川・斐伊川の地下を流れる伏流水を汲み上げていますが、その濾過方法がポイントで、緩速ろ過方式という方法を採用しています。
これは、できるだけ化学的処理をしないで、時間をかけて、砂と微生物など、自然の力により浄水する方法のことです。
薬品を必要最小限しか使わないので、残留塩素を低く抑えることができ、水道水にありがちな塩素の臭いもほとんどしないようです。
ここの水はマグネシウムなどが少ないいわゆる「軟水」で、苦味や渋味がなく口あたりが良いのも特徴のようです。

今年も始まりました、ゆるきゃらグランプリ!
今年こそ、「しまねっこ」をグランプリしたい!ということで、皆さんにも、清き一票をお願いします。
投票は、毎日、一回投票できます。何体(人?)に投票してもOKです。

今回の一曲。
原由子「花咲く旅路」

・チケットプレゼントのお知らせです。

1.県立美術館からは、「浮世絵の美展」の招待券。
写楽も北斎も広重も。しかも、重要文化財と重要美術品だけという贅沢なラインナップとなっています。
今回は、松江歴史館とはじめてコラボレーションしていて、どちらかの館に行って企画展をみると、もう一方の館の割引やプレゼントの交換チケットがもらえます。
松江歴史館では「雲州力士と大相撲」展をしています。

2.グラントワの石見美術館からは、8月2日から始まる「美しい日本のデザイン」展のチケットです。
懐かしいホンダのスーパーカブやトヨタカローラの本物、昭和の時代のモダンなデザインの家電やファッションなど、紹介されます。

3.続いてサヒメルからです。
現在開催中の「大昆虫展」のチケットです。子どもたちに大人気のカブトムシやクワガタムシをはじめ、世界中から、きれいな昆虫や珍しい昆虫が大集合しています。
変な虫、きれいな虫、困った虫、役に立つ虫・・・・・虫のいろんなトリビアも紹介していますよ。

以上、3つの館から、それぞれ、リスナーの方、5組10名様にチケットをプレゼントします。

「県立美術館」「グラントワ」「サヒメル」のどの館希望か、住所、氏名、連絡先の電話番号を明記の上、エフエム山陰「おがっちのレトロ本舗」しまね学講座!みたいな!係まで、FAX、メールでご応募ください。(7月31日必着)

次回は、8月8日です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=944
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 08:56 AM comments (x) trackback (x)

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