松江77.4MHz 浜田86.6MHz 邑智80.7MHz 大田82.1MHz 石見大和86.9MHz 隠岐82.7MHz 鳥取78.8MHz 羽須美87.3MHz 用瀬77.2MHz 智頭83.4MHz

おがっちのレトロ本舗 永遠のミーハー人間おがっちとシンガーソング100円ライター安来のおじが送る生放送

リクエスト&メッセージはこちらから おがっちのレトロ本舗 永遠のミーハー人間おがっちとシンガーソング100円ライター安来のおじが送る生放送

<<次の記事

前の記事>>

「おがっちの島根学講座!みたいな!」Vol.2 4月25日

2014.04.29 Tuesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、やまきょんさん。

・「島根県立美術館、出雲古代歴史博物館、石見美術館」の情報。

現在、好評開催中の島根県立美術館開館15周年を記念した「水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界」。

この展覧会では、シャヴァンヌの作品を、世界各国から集めてきています。
フランス、アメリカ、イギリス、・・・。
美術館は、オルセー、シカゴ、メトロポリタン、スミソニアン、カーネギー、フィラディルフィアなどなど。

実は、シャヴァンヌは、欧米では、とても人気の高い画家で、有名美術館といわれるようなところが、こぞって、入手しています。一度手にいれたら、誰もが大切に所蔵するので、オークションなどにもなかなか、でてこないそうです。

島根県は、県立美術館の開館にあたって、シャヴァンヌの作品を二つも入手しています。
今回は、島美が企画した展覧会なので、島美の学芸員の方が、すべての作品について、直接、出品交渉にあたりました。
日本で初めてという意味で日本初、島美が企画したという意味で島根発の、本格的なシャヴァンヌの展覧会なんです。

例えば、「祖国のための競技」という作品は、もともとは縦94センチで横は軽く4メートルを超える大作。それが、右側から3分の1程のところで切られて、今では、別々の作品として、所有されているのだそうです。
二つの作品に分けられて以来、2011年まで、大きい方は、どこにあるのかもわからなかったのですが、現在では、大西洋を隔てて、ヨーロッパとアメリカ大陸に離れ離れになっています。
今回、島美が、直接、双方にお願いして、展示にこぎつけることができ、切り離されていた作品が約100年ぶりに、奇跡の再会を果たし展示されています。

このような作品にまつわるお話など、日曜日には、ギャラリートークがあります。スケジュールはHPで確認してください。

益田のグラントワ、石見美術館の情報です。
5月24日から、「機関車トーマスとなかまたち」の絵本原画展を開催します。開催に先立つ5月4日と、会期中の6月8日には、グラントワの中庭に、石炭で走るミニSLが出現するそうです。
無料で体験乗車ができます。詳しくは、グラントワのHPを見てくださいね。

出雲市の古代出雲歴史博物館では、現在、「近江巡礼〜祈りの至宝展〜」という特別展を開催中で、歩くお姿のお地蔵さんが観覧できるそうです。
ほかにも、平安時代に実際にお坊さんが、法要の時に、花びらを入れて、まきながら歩いたという貴重な国宝のかごや、山法師の強訴の様子を描いた屏風など、興味深い品が展示されています。

お休みの日には、ゆっくり美術館や博物館をめぐるのもいいですね。

・今日の一曲
ジョルジュ・ムスタキ「私の孤独」

次回の放送は、5月9日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=911
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 09:51 AM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」4月11日

2014.04.16 Wednesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リンリンさん。

・「松江の和菓子」のお話でした。

春の和菓子と言えば、「桜餅」。

桜餅は、「2種類」あります。
松江で桜餅というと、ピンク色のクレープ状の薄皮にこし餡をつつみ、塩漬けした桜の葉でくるんだ桜餅で「長命寺桜餅」と呼ばれています。
クレープ状の桜餅は、江戸向島の長命寺を起源とすることから、こちらが一般的なのは、関東を中心に、東北の一部、そして、山陰。
西日本の中では飛び地状態で、山陰だけが、「長命寺風」なのです。

もう一つは、道明寺粉を蒸したものにこし餡を包み、俵型にまとめて桜の葉でくるんだ「道明寺桜餅」。こちらは、ぶつぶつした食感ともちもち感が特徴です。
道明寺粉の由来が大阪にある道明寺から来ていることから、関西を中心に西日本で桜餅といえば、この「道明寺桜餅」が一般的です。

松江は、京都、金沢と並び、日本有数のお菓子処と呼ばれるほど、人々の生活とお茶・お菓子が深く結びついています。
日常的に緑茶や抹茶をよく飲みますが、これは、江戸時代後期の松江藩第7代藩主松平治郷の影響が大きいです。

治郷は「不昧」の号で知られていますが、「不昧流」の茶道を興し、その類まれな美的センスで多くの茶道具や名器の収集を行っています。
茶事に用いる菓子類も精選され発達し、100を超える菓子が作られました。

今も「不昧公好み」と呼ばれ、山川や菜種の里、若草など、松江を代表するお菓子として親しまれています。

「山川」は、日本三大銘菓の一つです。
もち米で作った寒梅粉と砂糖を混ぜた少し塩味の落雁で、紅白の2種類あり、紅は紅葉、白は水を表しています。
不昧公が命名し、「秋は山川」と言われるほど、好んでお茶会で愛用したようです。

「菜種の里」は、寒梅粉と砂糖を使ったしっとりとした落雁で、鮮やかな黄色の中に炒って弾けた白い玄米を散らし、春の菜の花畑を蝶が飛び交う様子を表現したお菓子です。
抹茶と一緒に食べると、口の中でスッと溶けて、上品な甘さが広がります。

「若草」は、良質のもち米で作った拍子木型の求肥を芯に、若草色の寒梅粉をまぶしたお菓子です。
初春から晩春へと緑色を変化させ、季節の移ろいを表しています。

今年3月に秋篠宮紀子様が島根県をご訪問され、松江歴史館を視察された際に、和菓子作りを体験されました。
作られたお菓子は、「初音」という名前のウグイスをかたどった上生菓子です。
黄緑色の羽のところにピンクの梅の花がついた、とてもやさしい、かわいらしいお菓子を作られ、お持ち帰りになりました。

和菓子は見ているだけで、移ろいゆく季節を感じることができます。
繊細な日本人だけができる匠の技ですね。
花見をしながら、抹茶と和菓子でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

今回の一曲。 
ドキドキドン!1年生/ぶんけかな

次回は、4月25日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=904
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 08:35 AM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第24回

2014.04.03 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リンリンさん。

・「一月遅れのひな祭り」のお話でした。

「ひな祭り」といえば、女の子のすこやかな成長を祈る行事。
邪気を祓うという「桃の花」が咲く旧暦の3月3日、現在の4月頃に行われていました。
明治時代に新暦が導入され、全国的に3月3日に行う地域が多くなりましたが、山陰地方では、ひと月遅れの4月3日にお祝いを行う風習が今も残っています。

ひな祭りに欠かせないのは、雛人形。
お雛様の座る位置は、関東と関西で違います。
関東風は男雛が向かって左、女雛が向かって右。
これは昭和天皇のご即位の時に国際儀礼に従い、天皇陛下が皇后陛下の右側、つまり向かって左に立たれた時の並び順に合わせたもので、関西では、今でも昔の並び方で、男雛が向かって右、女雛が左になるようです。

松江では男の子のお雛様「天神さま」を飾ります。
松江市宍道町は、「天神さま」で有名な菅原道真の誕生の地といわれており、昔から松江・出雲地方では男の子が生まれると、「天神雛」を贈ってひな祭りに飾り、天神さまのような卓越した才能にあやかれるよう願いました。
ちなみに、昔は、長男は家を継ぐから「座った天神様」、ニ・三男は出て行くので「立った天神様」を贈られたそうです。

ひな祭りのごちそうといえば、ちらし寿司とハマグリのお吸い物が定番。ハマグリは、貝がらが一対で自分のフタでなければ絶対に合わないことから、これを夫婦に例えて、良い伴侶に恵まれ幸せになるという言い伝えのある縁起物です。

松江・出雲地方では、ひな祭りに「花餅(ひなもち)」を作って食べる風習があります。
「花もち」は、こしあんを米粉の生地で包んで、松竹梅・亀・瓢箪などの形に型抜きをし、椿の葉っぱにのせて蒸しあげた素朴なお菓子、赤や黄色、緑で色付けされていて、とても華やかで、桃の節句にぴったりのお菓子です。

・今回の一曲
キャンディーズ「微笑がえし」でした。

次回の放送は、4月11日です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=902
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 10:46 PM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第23回

2014.03.20 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、島根県立美術館の蔦谷さん。

・「水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界」について。

島根県立美術館開館15周年記念展「水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界」についてお話しします。

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌは19世紀フランスを代表する壁画家です。
自然と人間が調和し生きる理想郷・アルカディアを描きました。

この展覧会は、日本初の本格的なピュヴィス・ド・シャヴァンヌ展となります。

島根県立美術館では、開館前年に2点のピュヴィス・ド・シャヴァンヌ作品を購入しました。それからこの展覧会の準備をはじめて、ようやくできた手作りの展覧会です。島根発・日本初のシャヴァンヌ展です。

シャヴァンヌの代表作≪諸芸術とミューズたちの集う聖なる森≫は、夕暮れ時の湖畔に芸術に霊感を与えるミューズが集っています。シャヴァンヌが故郷リヨンの美術館のために描いた作品です。宍道湖畔の島根県立美術館によく似ています。この作品のように、美術館が、人々が美術を愛し、集い憩うまさに「水辺のアルカディア」になればという願いを込めて企画しました。この作品は、日本初公開となります。

ピュヴィス・ド・シャヴァンヌは、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ、マティスら、次代の画家たちに大きな影響を与え、20世紀への架け橋となった重要な画家です。また、日本近代洋画の展開にも深く関与しています。

今回は、アメリカ、フランス、イギリス、日本から、作品を集結し、シャヴァンヌの夢の世界を楽しんでいただきたいと思います。

この企画展は、3月20日から6月16日まで、島根県立美術館で開催していますので、たくさんの方のご来場をお待ちしています。

・今日の一曲
エリック・サティ 「ジムノペディ第1番」              

ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの作品をみていると、夢の世界へいざなわれるようです。フランスの作曲家エリック・サティの「ジムノペティ第1番」の穏やかで優しい旋律は、シャヴァンヌの世界と共通しています。古代ギリシアの神々を祭る祭典から曲想を得たそうです。

次回は3月28日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=896
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 12:10 PM comments (x) trackback (x)

「おがっちの島根学講座!みたいな!」第22回

2014.03.06 Thursday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根のことをいろいろ勉強していこう!というものです。

今回の担当は、リメンバーしまねスタッフのざっきーさん。

隠岐の超高速船「レインボージェット」について。

レインボー2は、平成10年7月から16年間、初代レインボーは平成5年から14年間運航してました。
3月1日、隠岐と本土を結ぶ「レインボージェット」が就航しました。

「レインボージェット」という名前は公募で決定されました。その由来ですが、レインボーという名称は、今後も隠岐と本土間を結ぶ架け橋となることを願うこと、また、県民及び全国的にも隠岐の航路の超高速船の代名詞として定着していることからで、船の種類がジェットフォイルであることから「ジェット」を加えたそうです。
また、レインボー2は、胴体が2つの双胴式でしたが、ジェットの方は胴体が1つの水中翼船です。実は、鹿児島と種子島、屋久島を結ぶ航路で運航されていたものを隠岐へもってきたものだそうです。

総トン数はレインボー2の方が約300トンで、レインボージェットの方が約170トン。全長が33mから27mに、全体的に小さくなっていますが、運航速度は約70km/hから74km/hにあがっています。
また、以前のがディーゼルエンジンだったのですが、今回のはガスタービンのジェットエンジンで動くんです。
動き出す時のエンジン音はまるで飛行機のような音がするんです。エンジン自体はロールスロイス社製だそうです。
波が高い時や冬場は、レインボー2は運航を取りやめてましたが、レインボージェットの場合は、より高い波でも船が出せるようになり、ドックやメンテナンス期間も短縮され、運行期間が長くなるんです

乗船者数は、レインボー2は317名だったのですが、ジェットは若干少ない256名が定員だそうです。

レインボージェットの母港は別府港。
ジェットフォイルは安全に就航できる状態を保つために、毎日、最終便の着岸後にメンテナンスが必要で、別府港に作った整備工場で点検や整備をします。
ちなみに燃料は七類港と境港で給油タンク車から給油します。

レインボー2よりも時化に強い船だそうです。昨年、隠岐ジオパークが世界認定されましたよね。このレインボージェットを利用して、たくさんの方に隠岐の島への旅を楽しんでほしいですね。

・今日の一曲
ポールマッカートニー&ウングス「ジェット」

次回の放送は、3月14日です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=888
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 11:52 PM comments (x) trackback (x)

<<次の記事

前の記事>>

ページトップへ戻る