松江77.4MHz 浜田86.6MHz 邑智80.7MHz 大田82.1MHz 石見大和86.9MHz 隠岐82.7MHz 鳥取78.8MHz 羽須美87.3MHz 用瀬77.2MHz 智頭83.4MHz
2013.01.25 Friday
おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。
ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフ やまきょんさん。
【お魚】について。
・浜田にあるアクアスについて。
アクアスには、約400種類10,000点もの海辺の生き物たちがいる。水量1000トンものパノラマ水槽があるが、こちらには、しまねの神話にも登場するサメ(地方名:ワニ)やたくさんの魚がいる。
この水槽の中をとおる海底トンネルからは、悠々と泳ぐサメやエイの迫力ある姿をまるで海の中からみているように、間近にみることができる。
アクアスといえば、「島根のおじさま」。某大手携帯電話会社のコマーシャルに出演して、全国的に有名になった。
あのバブルリングがパワーアップして、アクアス生まれのシーリャがマジックリングという、スペシャルで神秘的なリングを披露してくれる。
・宍道湖畔にあるゴビウスについて。
このゴビウス、名前の由来は、ラテン語。県内の小中学生が応募してくれた中から選ばれた。ゴビウスというのは、ハゼなど小さな魚をあらわすラテン語で、ハゼの学名にもついている。
ゴビウスでは、淡水に棲む魚を中心に水辺の生き物が約180種類 9,000点も展示されている。タッチプールといって、ザリガニやカニに実際に触れることのできる水槽も人気。
魚の歴史を学べる冬の特別展「タイムスリップ!?」という企画展が2月4日まで。オウムガイなどの珍しい生物をみることができる。
・津和野の城下を流れる掘割の鯉も有名。
津和野の掘割をつくった人が、歴史小説などによくでてくる人物で、坂崎出羽守。坂崎出羽守は、大坂夏の陣で、大坂城が落城するとき豊臣秀頼の正室で、徳川家康の孫である千姫を助け出した武将。
坂崎出羽守は、備前宇喜多氏の一族だが、関ヶ原の戦いでは徳川方についた。その功績により石見国浜田2万石、さらに、石見国津和野に3万石を与えられた。
実際に津和野のお殿様だったのは16年間ほど。その間に、津和野城の大改築や城下の整備を進め、和紙の原料であるあの楮苗の栽培にも力をいれた。あの掘割はもともとは、火災から守るためだったそう、放っておくと、蚊が大量発生するので、鯉を放つようになったらしい。
今では、大小様々の鯉が、およそ400匹も泳いでいる。
・今日の一曲
「ビリーブインミー」(島根オリジナルミュージカル「ビリーブインミー」から)
島根のミュージカルといえば「愛と地球と競売人」が有名だが、第2弾としてつくられたのがこのビリーブインミー。宮川泰さんが作曲、作詞は島根にゆかりのある岩谷時子さん。
1月26日の18時からと、27日の15時から島根県民会館で公演がある。
次回は2月8日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=725
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 11:36 PM comments (x) trackback (x)
2013.01.13 Sunday
おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。
ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフ ざっきーさん。
【鏡餅と鏡開きの歴史】について。
・なぜ、鏡餅を飾るのか?
お正月行事は、新年の神様である「年神様」を家に迎えて、もてなし、見送るための行事で、お迎えした年神様の居場所が鏡餅と言われている。
昔から、年神様は、新しい年の幸福や恵みと共に、私たちに生きる力を分けてくださる、つまり正月は1年分の力を授かると考えられていた。
また、丸い餅の形が昔の銅鏡に似ていることから、古来から鏡には神様が宿るところとされていた。ご神体としての鏡をお餅で表したため「鏡餅」と呼ばれるようになった。
また、鏡餅の「鏡」は、「鑑みる(かんがみる)」、つまり良い手本や規範に照らして考えるという意味の言葉にあやかり、「かんがみもち」とよぶ音がしだいに変化して鏡餅になったとも言われている。
さらに、鏡餅の丸い形は、大小2段で月と太陽、陰と陽を表し、円満に年を重ねるという意味もある。
・鏡開きについて
1月11日は、一般的な鏡開きの日で、木槌などで鏡餅を割砕き、無病息災と延命を祈願して雑煮やぜんざいにして頂く。
一般的に、1月11日が鏡開きの日だが、地方によっては日が違い、京都では、1月4日とか、ほかには1月15日や1月20日に行う地方もある。
現在のような「鏡開きの行事」は、もともとは武家社会の風習だったものが、一般化したようで、この風習は室町時代(14世紀頃)から行われてきたと言われている。
武家では、「具足(ぐそく)開き」と言い、男性は具足(鎧や兜のこと)にお供えした「具足餅」を、また、女性は鏡台にお供えした「鏡餅」をそれぞれ雑煮にして食べたことが始まりのようです。
また、古来正月は、20日が祝い納めであったようで、20日に鏡餅をおろしたようだ。具足に供える餅を食べるのを「刃柄(はつか)を祝う」とか、また、女性が鏡台に供えた鏡餅を開くことを「初顔(はつかお)祝う」と言ったことから、武家では一般に20日(はつか)に鏡餅をおろし、これを「20日祝い」と言っていた。
昔は鏡開きは、1月11日では無かったが、実は、徳川3代将軍家光の亡くなった日が20日(慶安4年4月)であったため、20日を忌み日として避け、松の内の後の1月11日に改められたと伝えられている。
武家社会では、「切る」は切腹を連想させるため忌み嫌い、手や木槌で割るのを作法としていた。おめでたいときに「割る」という言葉も縁起が悪いため、「運を開く」にかけて鏡開きと呼ぶようになった。
また、鏡餅を食すことを「歯固め」とも言う。これは、硬いものを食べ、歯を丈夫にして、年神様に長寿を祈るためと言われている。
今年一年、よい年でありますように。
・今日の一曲
「お茶なと飲みましょう」安来のおじ
次回は1月25日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=722
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 08:52 AM comments (x) trackback (x)
2012.12.30 Sunday
おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。
ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフ やまきょんさん。
【お雑煮】について。
・島根のお雑煮は・・・
出雲市の平野部全般や奥出雲の方では昆布といりこのだしに醤油で味付け。
石見地方でも、こういったお雑煮が多い。
一方、松江市や出雲市の平田や斐川の方では小豆雑煮も多い。これは、すましのお雑煮のおもちの上に、煮た小豆を載せ、食べるときに砂糖をかける。
奥出雲では、おすましに丸餅、きざみするめにとろろ昆布。
鶏肉、レンコン、ゴボウ、白菜、かまぼこなど・・・具だくさんのお雑煮も多い。
石見地方で広く食べられているのが、おしょうゆベースのお雑煮のお餅の上に、おせちに入っている黒豆を載せた黒豆雑煮。
載せる量は好みで。
隠岐でも黒豆をのせるお宅があるそう。
隠岐といえば、自分で海苔を摘んできて、板状にはりつけて乾燥させたものを使う。
おもちも、丸いお餅だけではなく、東日本では、お餅は四角。
ついたお餅を熱いうちにひろげて包丁で四角く切っていく。
大体、関ヶ原あたりを境に丸餅派と角餅派に分かれているそうで、西日本の方は丸餅が多い。
・お餅はいつから食べられていた?
古墳時代には蒸し器が作られていたようで、お米を蒸していたと考えられていて、お餅のようなものをつくっていたのでは。
『豊後国風土記』には裕福な者が余ったお米で餅を作り、その餅をなんと弓矢の的にしたと。
的として使われた餅は白い鳥になって、飛んで行ってしまって、その後、そのお家の田畑は荒廃し、家は没落してしまったという話が載っている。
・新年のお出かけポイント。
県立美術館は、お正月の二日から、風景版画の展覧会が始まる。
葛飾北斎や安藤広重の浮世絵、島根出身の版画家、平塚運一の作品など約200作品が展示される。
2日から7日までの限定で、北斎の富嶽三十六景の三役といわれている超人気の三作品、「赤富士」、「黒富士」、「大波」がみられる。
古代出雲歴史博物館では、1日から3日まで新年まつりが開かれる。
お餅つきや番内さんの衣装試着、凧やはねつきもしている。
石見美術館では、2日から「ヨーロッパの近代美術」という企画展を開催。
ピカソやモネなど、松方コレクションという有名なコレクションからの名品の数々を鑑賞できる。
アクアスでは、1日から。
平成21年に誕生したシーリャがマジックリングという、世界中でここでしかみられない幻想的なバブルリングを披露してくれる。
ゴビウスも元旦からオープン。「古い魚から新しい魚をみてみよう」ということでなかなかみることのできない古代魚なども展示されている。
・リメンバーしまねからのお知らせ。
今、リメンバーしまねでは、あの吉田くんのいる「秘密結社鷹の爪」とコラボキャンペーン開催中。
1つめは、鷹の爪とリメンバーしまねの両方にダブルで入団した方の中から抽選で10名様に、あの大人気の吉田くんの島根応援カレンダー、しかもフロッグマンさんのサイン入りを、プレゼント。
壁掛け・卓上版それぞれ5名様!〆切は1月6日(日)。
2つめは、「リメンバーしまねっぽい怪人を考えよう!」しまねの特徴がキラリと光る怪人を募集中。
優秀作品に選ばれると、ウェブシリーズ鷹の爪.jpのコーナーで吉田くんがコメントしながら紹介してくれる。
〆切は2月17日(日)。
詳しくは、「リメンバーしまね」のサイトで確認してください。
・今日の一曲
「一月一日」作詞・千家尊福(出雲大社元宮司)
次回は1月11日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=712
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2012.12.20 Thursday
おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。
ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフ ざっきーさん。
【お酒】について。
・島根のお酒の歴史について。
日本酒のルーツ・・・3世紀末に書かれた「魏志東夷伝」、いわゆる魏志倭人伝に、葬儀の際に酒を飲むとか、一般に酒好きであるとか、酒に関する記述をみつけることができる。
出雲の国は、「日本酒発祥の地」とも言われ、酒と神とのつながりを物語る多くの神話・伝承が伝えられている。
古事記の中に出てくる八岐大蛇の大蛇退治の話が有名。
「クシナダ姫を助けようと、須佐之男命が大蛇に樽酒を飲ませ、酔わせて退治して、クシナダ姫と結婚したという話」
この大蛇に飲ませたお酒は、「八塩折の酒」、何度も繰り返して醸造した酒で、非常に強い酒だったと言われている。
・お酒にゆかりのある場所。
「大国主大神」が祀られている出雲大社。この大国主大神は酒の神様としても慕われている。
神事には、お神酒がつきもので、古くから神に捧げる酒として出雲大社では「一夜酒」という酒が造られている。
「一夜酒」とは、甘酒のようなもの。
祭の中で「一夜酒」が振る舞われるのは、他にも佐太神社があり、また美保神社で祭の時に作られる甘酒も、飲むというより食べるというどろどろした形状。
酒神の祖として久斯之神が祭られているのが佐香神社(別名松尾神社)。
「出雲国風土記」には、佐香に神々が集まり、飲食物を煮炊きする調理場を建て、酒を造り、半年にわたり酒宴をしたという記述がある。
「佐香神社の佐香」は「酒」の古名といわれており、日本酒発祥の場とも言われている。
今でも毎年10月に1年の酒蔵安全祈願「濁酒祭り」が開催されている。
県内には34の酒蔵あり、一番古い酒蔵は、関ケ原の戦から2年後の1602(慶長7)年創業の益田の「右田本店」で410年の歴史を持っている。
また、神社で酒を造るにも当然、酒造免許が必要で、県内では、「出雲大社」と「佐香神社」だけが酒造免許を持っている。
島根の酒は、中国山地を水源とするわき水と井戸水、良質の米、伝統の製法を受け継ぐ出雲、石見杜氏により、地域風土に合う酒が造られていて、これが、「島根の酒が美味しい」理由。
・日本酒の消費量についてのデータ。
国税庁の統計では、平成21年度の島根県民1人あたり清酒の消費量は、8.6?で全国8位。1位は新潟県で14.6?。平成16年度の統計では島根県10.4?で全国3位。
焼酎やビールも島根県は上位の位置にいるが、なぜかワインの消費量は、上位に顔を出していない。
・今日の一曲
谷村新司 VS Coba「悲しい酒」
次回は12月28日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=707
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2012.12.03 Monday
おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。
ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフの やまきょんさん。
【「万華鏡」について】
島根県が品種開発したあじさいの新品種の「万華鏡」が、「ジャパンフラワーセレクション2012-2013」(鉢物部門)で最優秀賞となる「フラワー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。
【島根県が『美肌日本一』】
各メディアから取材依頼が多数。
紫外線と水の影響では・・・
紫外線の場合、気象庁のデータによると、日本海側は、太平洋側と比べると、確かに、少ない傾向にあるよう。
水では、清流日本一の高津川があったり、県内いたるところに名水といわれる清水がある。
「日本三大美人の湯 湯の川温泉」がある。
湯の川温泉には、神話につながる伝説が残っている。
大国主神と恋に落ちた因幡の国の八上姫が、大国主神に会うために出雲の国に向かって旅をしている途中で、谷あいに湯が湧き出ているのを見つけ、旅の疲れを癒したという伝説があり、それが湯の川温泉で、八上姫はさらに美しくなったという。
玉造温泉は、日本最古の湯といわれている。
玉造温泉旅館協同組合のHPによると、玉造温泉は、大国主神とともに国造りをした少彦名命が発見、神代の頃からあったと言い伝えられている。
また、玉造温泉は、出雲国風土記にも載っている。
「ひとたび濯げば形容端正しく、再び浴すれば万の病ことごとに除こる 古より今に至るまで、験を得ずといふことなし 故、俗人神湯と曰ふなり」
意味は「一度洗えばお肌もしっとりすべすべ、二度入ればどんな病気や怪我も治ってしまう。その効能が効かなかったという話は聞いたことがないので、世の人々は「神の湯」と呼んでいる。」ということ。
他にも、古くからある温泉があり、雲南市木次町の出雲湯村温泉も、風土記に載っている。
「漆仁川の辺の薬湯」と書かれていて、薬湯として知られていた。他にも雲南市大東町の海潮温泉も風土記に登場している。
歴史に登場する温泉は、ほかにもある。
鷺が足の傷をいやしていたという伝説が残る安来市の鷺の湯温泉。
戦国時代には尼子氏の御殿湯として栄えていた。
江津の有福温泉は、7世紀に、天竺から日本に渡ってきた法道仙人という人が発見したという言い伝えがあり、あの柿本人麻呂も、妻の依羅娘子と湯浴したと伝えられている。
そのほか、浜田の美又温泉など島根県内には、ざっと60以上も温泉がある
まさに、美肌日本一の秘密は、温泉天国にあるのかもしれない。
【プレゼント】
大人気のしまねSuper大使・吉田くん「島根県×秘密結社鷹の爪 スーパーデラックスカレンダー」壁掛けカレンダーと卓上カレンダーをそれぞれ5つ。
合計10名様に抽選でプレゼントします。
ご希望の方は、「カレンダー希望」と書いて「住所」「氏名」「連絡先の電話番号」を記入の上、
おがっちのレトロ本舗 島根歴史学講座 みたいな!プレゼント係まで、FAX(0852-21-8989)、メール(retoro@fm-sanin.co.jp)で応募してください。
締切は、12月13日(木)必着です。
当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしています。
・今日の一曲
チェリッシュ「白いギター」(作詞の林春生さんは、島根県出身)
次回は12月14日の放送です。
http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=701
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 03:10 PM comments (x) trackback (x)