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おがっちのレトロ本舗 永遠のミーハー人間おがっちとシンガーソング100円ライター安来のおじが送る生放送

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フォーク・ニューミュージック特集♪

2012.11.17 Saturday

投稿者:おがっち

今回もおつきあいいただき、ありがとうございました。

そうそう、木曜深夜に、TOKYO FMをキーステーションに全国1局ネット(エフエム山陰のみ!)で生放送されてる「鷹の爪団 世界征服ラヂヲ」に、私と安来のおじが、生出演させていただきましたー!チョキパーソナリティのFROGMANとは、ずっと仲よくさせてもらってますけど、こうやって番組に出させていただけるなんて、うれしいことですよねー!オッケー安来のおじがかなーりアツく、いつもの調子で(笑)しゃべるしゃべる〜にかっもう、安来のおじが逆征服状態(笑)私も吉田君のモノマネをちょっこしさせていただきましたわ〜ニヒル自分でいうのもなんですが、結構似てるんですわオッケー。ふふ。にしても、深夜放送はノリがよくていいですね=月!若いころは深夜放送ばかり聴いてましたが、久しぶりにこんな時間にしゃべったりすると、ハイになっちゃいますね。なかなかその後も眠れなかったりしましたわ^^深夜放送のみなさん、ほんとにご苦労さまです〜音符でも、またしゃべりたいーーーうふにぱっ

そんなこんなで〜深夜放送といえば、フォーク・ニューミュージックアーティストのみなさんがDJをされてましたよね〜!音符

松山千春さんや中島みゆきさんや長渕剛さんとか、受験勉強の友でしたよね〜!新曲をいち早く自分の番組でオンエアされてたりね〜懐かしい時代ですわ。

今回のつどいのテーマは「「フォーク&ニューミュージック大会〜その曲にまつわるエピソードもね」でした!

たくさんのメッセージ&エピソードもありがとねー!

・「帰れない二人」井上陽水・・・昔大好きだった人に再会しました。その人が教えてくれた曲です。胸の奥の奥にそっとしまっておいて、ときどき取り出して聴いています。ナイショの話です。

・たいした話じゃないけど、「二人で行った横丁の風呂屋〜」って歌=「神田川」・・・小さい頃、聞き間違いをしてまして。「いつも私が待たされた…」ってとこを「いつも私がだまされた…。」だと思ってました。大人の事情がよく分からなかったけど、この人、いつもだまされてるんだぁ、かわいそうだなって思ってました。

・「あの素晴らしい愛をもう一度」・・・私の父親は地元のコーラスグループに入っていて、小さい頃はよく母親と発表を見に行ってました。その時、この曲を知り、子供ながら気に入ってよく口ずさんでいました♪中学生の頃、校内合唱コンクールでも歌ったのでとても思い出深い曲です。

・「思えば遠くへ来たもんだ」海援隊・・・青森県生まれの私は、この歌を聴くと、五十年前の故郷の事を思い出します。鳥取県に来て早40年今では、二人の孫も出来、幸せな人生を過ごしています。お母さんありがとう!! これからもよろしくお願いいたします。

・「 プカプカ」ディラン2・・・ワシの高校時代の話、一年生の途中でバレーボールに見切りをつけて、仲間とフォーク同好会を立ち上げた(拍手)。関西系の加川良、高田渡、友部まさとさんやチューリップ、かぐや姫など色々と聴いたね。天王寺屋音であった春一番コンサートも出かけて行ったぞ。青春だったぞ。どこまでも「自転車に乗って」(by高田渡)だったぞ。

・高校の音楽の授業で歌った「いちご白書をもう一度」 バンバン・・・先生の趣味だったと思われますが、とてもクラスのみんなが気に入って、授業の時間内に2回、3回と歌った記憶が…歌詞の学生集会とか時代が違うんだけどメロディにグッと来たんだと思います。
・「いちご白書をもう一度」・・・当時高校生だった僕は、しょちゅう聴いてました。でも、肝心の「いちご白書」の映画を観たことがなかったので、大学生になった時、興味津々で映画館に行きました。結果、何ともバンバンの歌とは似合わない映画で、ある意味、ショックを受けました(笑)でも、映画の曲、サークル・ゲームは凄くナイスで、映画を見終わったその足で、レコード店に駆け込み、サントラ版を買った思い出があります。どんな事でも、青春の頃の思い出は黄金色で、懐かしいです・・・、トホホ・・、僕もそんなセリフが出るような年になりました(笑)

・「20歳の めぐりあい」シグナル・・・20代の頃 働いていた職場で、年下の Mちゃんに恋してました。ある日、Mちゃんは会社をやめました。その後会うことはなかったのですが、ある日、とあるイベントで、再会できました。彼女は、凄く綺麗になっていて元気そうで、幸せそうな姿に見えました。退職してから彼女は、結婚したそうです。彼女の横には、旦那らしき 人がいました。とても 声は、掛けれなかった・・・その頃、ラジオ番組から流れて来た、この曲に涙して、よく聞きました。

・「俺らのうちまで」長渕剛・・・たぶん30年位前になると思いますが、5つ上の兄がいろんなレコード(LP)をレンタルしてきて、自分のミニコンポでカセットテープにダビングをしていました。ある日、兄のカセットテープが並べられた棚を見ると浜田省吾・松山千春・長渕剛など、今でもバリバリ活躍している方達の名前もありました。この曲はライブバージョンでききました。

・「傘がない」井上陽水・・・私が、テレビに出ない人の歌に最初に触れたのが、「井上陽水さん」です。3歳上の兄が、「これ、すげえぞ。」と言って聞かせてくれたのが、井上陽水さんの歌で、「都会では自殺する・・・」と始まる歌でした。「都会では、自殺する人が多いのか」と単純に思った覚えがあります。

・「私鉄沿線」野口五郎・・・就職で、二人で大阪に行き、半年後、小さなアパートで同棲。「神田川」を、地で行ったような生活。そして別れ、それから、「私鉄沿線」の、詩のように、改札口で彼女の帰りを待っていました。そして半年後、また、再会!! それが今の嫁さんです。40年振りに思い出しました。お母さんありがとうこれからもよろしくお願いいたします。

・「青春に後始末」NSP・・・中学時代、フォークソングにはまり「かぐや姫」「風」「グレープ」と全部好きでしたが、何と言っても一番大好きだったのが、N・S・P。毎日のようにレコードやカセットを聴いたり、ギターを弾きながら歌ったり、彼女の前で弾き語りしたり。どんな曲があったかな〜と動画サイトで検索してみると忘れていた曲を次々と想い出し、あーこの曲大好きだったなー(^^♪ あーこの曲で泣いたなー(T_T)とか、鮮明にはっきりと歌詞まで想い出しました。 時間を忘れて聴いていると昔聴いた同じ曲なのにこの歳になって聴くと歌詞の奥深さに感動し涙があふれてきます。当時ほとんどの曲を書いていた天野さんはやっぱり天才です。天野さんの生歌はもう聴けないけど。天野さん青春をありがとう!!

・「青春」松山千春・・・青春ど真ん中の曲です。19才の頃、5月の連休に家内と親に内緒で長崎旅行へ誘った時、千春のカセットテープを買って、往復の車内でラジカセを聞きながら、深夜走行した。ワクワクドキドキ、クタクタになったけど楽しくて今でもときめくような思い出の曲です。

・「君と歩いた青春」・・・よくよく昔を思い出すと、70年代頃のフォークやニューミュージックって、題名に「青春」がついている曲が結構ありますよね!「ああ青春」「さらば青春」「青春の光と影」など。先日、サッカー部に入っている、高3と高1の息子たちに、何気なく「青春しとるな〜」と話しかけたのですが、2人は、「は?」と言う顔をして「お父さん青春しとるってどういう意味?」と質問されてしまいました。私も、親として答えてやらねばと思い、「若い時を楽しく過ごすことだが!」とかっこ良く答えた?のですが、、、。今時の若者は、「青春」なんて言葉を使わないんですかね?死語になったかなと心配しております。この「君と歩いた青春」ですが、歌詞も曲も大好きですが、昔を振り返ると男女を問わず、いろいろな君と出会い青春を過ごし、歩いた経験が今の自分のエネルギーであり、宝物だなあ〜なんて感じる歳になったなと思います。子供達にもいろいろな経験をして楽しい、青春時代を過ごして欲しいものです。でも、私も負けずにまだまだ青春しますよ〜(^O^)/。おがっちさん、安来のおじ、一緒に頑張りましょうね!楽しい青春時代をすごしましょう!

などなど、たくさんありがとう!思い出の曲、涙なしでは聴けない曲、あの頃の情景が浮かぶ曲、甘酸っぱい思い出、切ない思い出、楽しく黄金の思い出・・・やはり、曲とともに、いろんなことがあったし、曲に励まされ、曲に泣かされ、曲に生かされたりしましたよね!
そして、最近は「青春」という言葉がすっかり使われなくなったという話もあって・・・そーだよね。ドラマや曲のタイトルにもっと「青春」を使ってほしいよね〜四葉なんか独特な響きがあって、いい言葉なのにね。青春は大事だーーー!

そうそう、先日は、浜田市旭町に行ってきました。紅葉もきれいで最高の場所でしたー
全校生徒13人の和田小学校では、音楽授業&保護者向けの講演会をさせていただきました。旭町のみなさんに大歓迎していただきましたよ〜!そして、とっても元気な子供たちで、歌も聴かせてくれましたが、これがまた澄んだ声で、みんなの息がぴったり。夜は、スッポン鍋に舌鼓^^旭温泉でお肌もぴかぴかになりました!

そして、「旭ふる里まつり」では、安来のおじ&おがっちのトーク&ライブを〜^^なんと10年ぶりにこのステージにお邪魔したんですが、倉庫のステージや看板もあの頃のまま。朝のうちは、激しい雨でしたがそれが強風になり、そして晴れてきたという〜そうそう、私は晴れ女なんですよ^^スッポンパワーもあったからですかね〜^^ほんとにいろんなご縁がつながってこうやって読んでいただき、感謝です。ご縁は大事にしたいですね!

さて、お知らせです!

来週の11月23日(金)の「おがっちのレトロ本舗」は、特別番組のため、15分に短縮してお送りします。午後6時〜6時15分の「おがっちのレトロ本舗 ミニミニ版」となりますので、ヨロシク哀愁です!

そして、11月30日のつどいのテーマは「気になるなぁ」です。

まもなく師走ーーー!2012年もあとちょっと!気になることをあげてみましょ!そして、悔いのない2012年にしなければ!レトロなリクエストも待ってます!

ではでは、安来のおじ〜どうぞ!


今日の「わしも歌いたい」のコーナーは「時のいたずら」を歌わせてもらいましたけど、これ、中学校の頃に好きだった曲でねゃ〜。
初めてひとりで多重録音した曲ですわ。

あ、多重録音ってわかりますかいね?
自分で歌やコーラスやギターやベースをどんどん重ねて録音することですわ。
今みたいなマルチレコーダーなんかなくてスゲー無理な方法でやりましたねゃ。

実はその時の録音物、今も残してあります。

恐ろしくて人には聴かせられまへんがな…。(@ ̄ρ ̄@)

そほど。

シンガーソング100円ライター 安来のおじ
うさぎ

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=697
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 11:20 PM comments (x) trackback (x)

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」10月26日

2012.11.02 Friday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。

ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフの やまきょんさん。

【地名に残る島根の歴史】

島根には、古代から残っている地名や歴史にまつわる地名がたくさん残っている。

「秋鹿(アイカ)」 松江市にあります。一畑電車には、秋鹿町(あいかまち)という名前の駅もある。
この秋鹿という地名は、風土記に載っている。
「アイカヒメノミコトが鎮座しているので秋鹿という」と書かれている。

秋鹿に限らず、現在の地名のなかには、風土記に載っているものが、とてもたくさん、ある。

安来、宍道、島根、美保、加賀、法吉、千酌、大野、佐香、出雲、杵築、美談、朝山、塩冶、古志、多伎、石見、飯石、須佐、大原、仁多、横田、佐世、阿用、斐伊・・・
など、まだほかにもある。

こうした地名のなかには、神話に由来するものもある。
例えば、松江市東出雲町の意宇(いう)。
八束水臣津野命(やつかみずおみづぬのみこと)が国引きを終えた際に、国引きを「意恵(「おえ」、完成の喜びの叫び)」と言ったことから、ついた地名。
風土記では意宇郡(おうのこおり)、現在の安来市、松江市南部などの地名伝承として登場している。

江戸時代についた地名も残っている。
「母衣町(ほろまち)」
江戸時代には、禄高1000石以上の重臣のお屋敷や、500石以上の上級家臣のお屋敷が並んでいた地域だそう。
そもそも「母衣」というのは、戦のときにもちいる補助防具。
律令時代にはすでにあったようですが、背中に長い布をたわませて、馬を乗って駆けると風でふくらむ。それが背後に長くたなびいて、後ろからの流れ矢を防ぐ役割を果たしていた。それを母衣といって、戦国時代には、赤や黄色などの目立った色で、敵からも味方からも目立つものを使うようになった。大名の精鋭の武士や、本陣と前線部隊の間を行き来する主君直属の使番などが着用を許されるようになった。そういう人々を母衣衆といい、母衣町は、母衣衆が住む地区だったといわれている。
実は、石川県金沢市にも、同じ母衣町という町があったが、今はもうなくなってしまったようだ。

殿町も、全国各地の城下町にあり、県内でも、浜田市にもあり、津和野には殿町通りというのが残っている。

歴史に登場する地名のほかに、なかなか読めない難解地名などもある。
十六島と書いて「うっぷるい」とか、温泉津とかいて「ゆのつ」など。
島根にはほかにも、難しくて読めない地名や、歴史にまつわる由来のある地名がまだまだある。

・今日の一曲。
青西高嗣(あおにしたかし)「"AO"corner(アオコーナー)」(スサノオマジックの選手入場のときに流れる曲)

次回は11月9日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=689
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 02:58 AM comments (x) trackback (x)

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」10月13日

2012.10.13 Saturday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。

ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフの やまきょんさん。

【今年、生誕150年を迎えた森鴎外について】

津和野が生んだ日本を代表する文豪の一人。本名は森林太郎、「舞姫」「山椒大夫」など、たくさんの作品を残している。
評論家、翻訳家、劇作家としても有名。
また、医者としても、軍医総監という軍医のトップにまで上り詰めている。

1922年、享年61歳で亡くなる。
お墓は、三鷹市禅林寺と、分骨されて津和野町の永明寺にあり、墓石には「森林太郎」と刻んである。
「余は石見の人 もりりんたろうとして死せんと欲す」と書き残されている。

陸軍省を退役後、帝室博物館、現在の東京国立博物館の総長や帝国美術院、現在の日本芸術院の初代院長などを歴任。

そして、東京芸術大学、当時の日本美術学校では、教壇にたって教えてもいた。

森鴎外が教えていたのは、美術解剖学。
骨格や筋肉、皮膚や皮下組織など、体の仕組みがわかれば絵画や彫刻にしたときの表現力がより高まる、そのための科目が美術解剖学。

日本で最初に、その美術解剖学の講義をしたのが、森鴎外で、明治22年(1889)のこと。

今、県立石見美術館で、東京芸大美術館所蔵の「日本近代美術の名品展−森鴎外と米原雲海を中心に」を開催中。
横山大観、黒田清輝、高村光雲など超有名な作家の作品を展示。11月25日まで。

【リメンバーしまねについて】
島根県を応援するサイトのこと。
投稿中心のサイトで、島根の通な情報がたくさん載っている。このコーナーで紹介した話も、スタッフブログに掲載中。
リメンバー団員になると、いろいろなプレゼントにも応募できる。

10月13日と27日の土曜日に、神話博しまねの大社会場と神門通りで、かくれんぼイベントが行われる。
大黒さんのお面をつけたスタッフを見つけて、「リメンバー」と声をかけると、もれなくプレゼントがもらえる。
詳しくは、リメンバーしまねのサイトまで。

・今日の一曲。
渥美清「男はつらいよ」(1974年の 「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」では、津和野や益田が舞台。マドンナは吉永小百合さん。)

次回は10月26日の放送です。

<プレゼント>
石見美術館で開催中の「日本近代美術の名品展」ペアチケットを5組の方、10名様にプレゼントします。
ご希望の方は、「日本近代美術の名品展」ペアチケット希望と書いて「住所」「氏名」「連絡先の電話番号」を記入の上、
おがっちのレトロ本舗 島根歴史学講座 みたいな!プレゼント係まで、FAX(0852-21-8989)、メール(retoro@fm-sanin.co.jp)で応募してください。
締切は、10月25日(木)必着です。
当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしています。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=683
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 10:23 AM comments (x) trackback (x)

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」9月28日

2012.09.30 Sunday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、
みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。

ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフの やまきょんさん。

【島根の言葉について】
島根の言葉は、出雲、石見、隠岐と、それぞれに、特色がある。

・「あやなし」「あやくちゃがない」=元々は、「あやなし」という古語からきている。
平安時代にはもう使われていた言葉。古語辞典によると、「筋がとおらないとか、物の道理がわからないこと」と書いてある。

古今集の中に 「春の夜の 闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やはかくるる」
と「あやなし」が使われている。
古今集のほかの若や、源氏物語にも「あやなし」がでてくる。

・「晩じまして」=日が暮れるという意味の「晩ず」から来ている。
他にも、「こそばい」など。

・出雲では「○○しとらいた」「食べとらいた」という。
石見では「○○しとりんさった」「たべとりんさった」など。
標準語で、「○○しておられた」「食べていらっしゃった」という意味。
方言が丁寧な言い方になっていて、周囲の人に敬意の念をもって接するという島根県民らしい気がする。
隠岐では「いらっしゃいませ」という意味で、「ござんせ」とよく使われている。

・隠岐の言葉。
言語学的には、出雲地方の方言のグループになるが、アクセントはどちらかというと京都の言葉に近いといわれている。
後鳥羽上皇、後醍醐天皇、小野篁などたくさん偉い人が配流されているので、都から宮中文化と一緒に言葉もはいってきたのではないか。
「ごれんさん」=セレブな奥様、お内儀さんというような意味。
高貴な方との対面は、御簾とよばれるすだれのようなものごしだったので、その御簾からきているのではないか。
古語辞典にも、御簾中という言葉が載っていて、意味は大臣やお公家さんの配偶者のことと、書いてある。
「らとこんた」ら=自分のこと、こんた=あなたのこと。
「らとこんた」で私とあなたという意味。
複数形「ららとこんたら」=私たちと君たち。
など、興味深い言葉がたくさんある。

・今日の一曲。
くるり「言葉はさんかく こころは四角」(浜田を舞台に制作された映画「天然コケッコー」の主題歌)

次回は10月12日の放送です。


<プレゼント>
「マンガで親しむ出雲神話」第1巻から第3巻までをセットにして、5名の方にプレゼントします。
ご希望の方は、「マンガで楽しむ出雲神話希望」と書いて「住所」「氏名」「連絡先の電話番号」を記入の上、
おがっちのレトロ本舗 島根歴史学講座 みたいな!プレゼント係まで、FAX(0852-21-8989)、メール(retoro@fm-sanin.co.jp)で応募してください。
締切は、10月11日(木)必着です。
当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。
たくさんのご応募、お待ちしています。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=677
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おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」9月14日

2012.09.18 Tuesday

投稿者:おがっち

おがっちの「島根歴史学講座!みたいな!」
このコーナーは、島根が舞台となる神話が数多く登場する古事記が今年、編纂1300年を迎えたということで、
みんなで島根の歴史や文化を勉強していこう!というもの。

ゲストは、「リメンバーしまね」スタッフの やまきょんさん。

【島根の山について】
・島根県で一番高い山は、恐羅漢山。
益田市匹見町と広島県の県境にあり、標高 1346m
広島県で一番高い山でもある。

・古事記で、スサノオノミコトが降り立たれたといわれているのが奥出雲町の船通山。1143mで、島根県では16番目に高い山。
船通山からは、東は大山、西は三瓶山、遠く日本海まで望むことができて出雲の国がすべて見渡せる。
頂上には、鳥居、祠もあり、「天叢雲剣出顕の地」と書かれている記念碑がある。
ここでいう叢雲の剣は、八岐の大蛇の尾からでてきた叢雲剣のこと。

・風土記に登場する山としては、かんなび山が有名。
「神奈備」というのは、神が隠れ籠もられる場所ということ。
出雲風土記では、神奈備の山として、松江の茶臼山、朝日山、出雲市の大船山、仏経山の4山が載っている。

・山に行くときの注意
決して、なめてかからないこと。
自分の体力にあった行程で。
蜂や蛇、熊対策のため、長袖、長ズボンで、山歩きに適した靴をはいて、熊よけの鈴なども携行するとよい。

・木次線トロッコ列車について。
ヤマタノオロチ神話ゆかりの斐伊川に沿って、中国山地に向かっいるトロッコ列車は「奥出雲おろち号」といって、窓の部分が大きく取り払われて開放感がいっぱい。
紅葉の季節には、列車の窓から、風を感じながら中国山地の絶景を楽しむことができる。
JR木次線の木次駅〜備後落合駅まで、ざっと2時間の旅。
11月まで、金、土、日及び祝日に一日1往復。
スイッチバックで、進行方向が変わるのも特徴。

・今日の一曲。
竹内まりやさん「September」

次回は9月28日の放送です。

http://fm-sanin.co.jp/retoro/index.php?e=672
おがっちの島根歴史学講座!みたいな! 02:54 PM comments (x) trackback (x)

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